青春の力強さ

誰にも僕らのすばらしい日々は奪えない

出典: 青春と一瞬/作詞:はっとり 作曲:はっとり

そして、そんな青春の日常というのは誰かによって壊されるほど脆いものではないのです。

誰にも邪魔できないし、誰にも邪魔させない。

そんな宣言のようにも聞こえてきます。

青春というものは、儚く見えて実際は力強いものなのです。

大人から見れば眩しくて、どこか痛々しさも伴うような若さ。

どれだけ行く手を阻んで邪魔したって、その手をすり抜けていくような眩い季節です。

青春の素晴らしさを称えた1文だといえるでしょう。

若者たちへ贈る言葉

青春の特権

マカロニえんぴつ【青春と一瞬】歌詞の意味解説!この一瞬をどう生きる?手放してはいけないものとはの画像

つまらない、くだらない退屈だけを愛し抜け
手放すなよ若者、我が者顔で
ずっと埋まらないくらいでいい
時間は少し足りないのがいい

出典: 青春と一瞬/作詞:はっとり 作曲:はっとり

青春という日々の中で感じる退屈

どこか埋まらない気持ちを抱えながら、しかしそれをどのように埋めていいのか分からない。

悶々とした日々の中で感じる様々な感情。

それは誰にでも訪れるものでありながら、戻ってこないが故に後悔をする人もいます。

あの時にこんなことを経験しておけばよかった。

そんな気持ちになるのは、もう戻ってこない日常がそこにあるからです。

作者は過ぎ去った青春を思い返して、今まさに青春を送る人々に向けて言葉を贈っています。

青春の間に感じるその煮えきらない物足りなさこそが、青春の特権なのかもしれません。

それを知っている大人だからこそ、そんな時間を大切にしろといえるのでしょう。

若者たちへ

マカロニえんぴつ【青春と一瞬】歌詞の意味解説!この一瞬をどう生きる?手放してはいけないものとはの画像

青春と一瞬はセットなんだぜ
間違いだらけの正義なんだぜ
風と友に贈る歌だぜ

出典: 青春と一瞬/作詞:はっとり 作曲:はっとり

この楽曲最後の歌詞パートとなるこの3行。

ここでは、今までにいってきたことをまとめているのでしょう。

青春というのは、その一瞬一瞬がかけがえのないものです。

過ぎ去った後では、一瞬のことのように感じる季節。

そして、青春は間違いの連続でもあります。

大人になったらできないようなことも、若者だからこそ勇気を持って踏み出せる。

その失敗が後から考えると、大切な経験であることもあります。

そして作者は最後の1行でそんな若者たちを友と呼んでいるのです。

これから大人になっていく彼らの未来が輝かしいものになるように。

大人からのメッセージではなく、まるで同年代の友人のように言葉を贈っているのだと分かります。

幅広い年代から支持を受けるマカロニえんぴつらしい、若者の目線に立った楽曲

「青春と一瞬」は、青春の素晴らしさを再確認できる楽曲です。

まとめ

マカロニえんぴつ【青春と一瞬】歌詞の意味解説!この一瞬をどう生きる?手放してはいけないものとはの画像

今回ご紹介した「青春と一瞬」の歌詞は、青春というものの本質を捉えようとしたものでした。

マカロニえんぴつならではの、若者たちに寄り添ったメッセージの届け方。

大人たちが聴いても、当時を思い出せるような感性の瑞々しさを感じる歌詞の世界観でした。

OTOKAKEでは、沢山のアーティストに関する個別の記事が掲載されています。

その中には、マカロニえんぴつの記事も多数含まれているのです。

最後にそちらをおすすめして、この記事を終わろうと思います。

是非、ご覧になってみてくださいね。

意味深なタイトルのマカロニえんぴつ「恋人ごっこ」。上質な恋愛小説かのごとく、かっちり構築された歌物語が魅力です。どのようなメッセージが込められているのか、はっとりさんが作詞した歌詞の意味を深めます。

マカロニえんぴつが2019年に発表した楽曲「ヤングアダルト」。若者たちの絶望や葛藤と向き合った、力強さに溢れた1曲です。そのメッセージには、若者だけではなく大人たちにも届けられる説得力を持っています。今回はその歌詞を解説します。

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