Bメロの歌詞はとてもシンプルです。
feel so brightness
feel so darkness
feel so brightness
迷わないで
出典: さよなら、テディベア/作詞:鎖那、mikito 作曲:mikito
主人公は明るさや暗さを感じながら進んでいきます。
明るいところと暗いところは交互にやってきます。
そのたびに主人公は「迷わないで」と自分を勇気づけているのではないのでしょうか。
もしかしたら、テディベアから主人公に向けた応援のメッセージなのかもしれません。
「解けないリボン」とは?
サビはアップテンポのメロディに乗せて、風を感じる歌詞が届けられます。
進め 風の中 胸に一つの道標
生まれ変わっても 世界中で僕だけの
解けないリボンを見つけるよ
出典: さよなら、テディベア/作詞:鎖那、mikito 作曲:mikito
主人公とテディベアは風の中を進んでいきます。
それは追い風かもしれないし、向かい風かもしれません。
しかしそんな強い風の中でも、2人には道を見失うことはありません。
それは「道標」があるから。
「解けないリボン」というのが、2人の「道標」なのでしょう。
2人にとっての大切なものが、テディベアを連想させる「リボン」という言葉で表現されています。
大人になっていく主人公
2番では主人公がだんだんと成長していく姿が描かれています。
ラクガキはもう消した
ねぶそくの"天使なんかじゃない"
単純な答え探して戸惑うことは
もうやめたんだ
出典: さよなら、テディベア/作詞:鎖那、mikito 作曲:mikito
主人公はきっと、今まで良い子でありたいと思っていたのでしょう。
周囲から見ると「天使」のような子だったのかもしれません。
しかし主人公は「天使」であることを寝不足の声で否定します。
今まで探していた「単純な答え」も、もう求めません。
世の中には、白黒はっきりするような答えはあまりありません。
主人公はその事実を知ったのかもしれません。
そして複雑に絡み合っている世界を受け入れることを選んだのでしょうか。
それとも答えなんてなくてもいい、と開き直ることができたのでしょうか。
いずれにせよ、主人公が大人に向かって一歩踏み出していく決意が感じとれます。
自分の感情に素直になっていく主人公
2番のBメロからは、主人公の複雑な心境が伝わってきます。
feel so gladness
feel so sadness
feel so gladness
悔しくて
出典: さよなら、テディベア/作詞:鎖那、mikito 作曲:mikito
1番では明るさと暗さを行き来していた主人公。
2番では、喜びと悲しみをくり返し感じています。
そして一言、「悔しくて」という本心を口にしています。
2番のAメロで天使であることをやめた主人公は、このパートで自分の気持ちを素直に表現しています。