懐かしさと切なさが込み上げる
過去の自分に伝えたい想いを綴った曲『少年』。
この曲は、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)の通算17枚目のシングルです。
GENERATIONSがシングルでバラード曲をリリースするのはおよそ2年ぶりのこと。
ボーカル片寄涼太さんと数原龍友さんの美しいハーモニーに聴き惚れるファンが続出しています。
曲の中で静かに紡がれていく過去の自分への想い。
その歌詞に懐かしさと切なさが込み上げてきます。
蘇る風景
リリックビデオでは、教室やスクランブル交差点など歌詞とマッチした映像が流れます。
映像と共に曲を聴くと、さらに『少年』の世界に近づくことができるはず。
昔のアルバムをそっと開くように、この曲を聴いてみてください。
どんな風景が蘇ってきますか?
頭の中に浮かんだ景色。それがこのリリックビデオの中にも映っているかもしれません。
そして、曲を聴いて自然と込み上げてくる想いがあったのなら、きっとそれが過去の自分に伝えたいこと。
胸に手を当てて、あの日の自分に想いを伝えてみてはどうでしょう?
『少年』の世界が始まる
もの悲しい気持ち
時は流れ 僕は僕で
Time goes by
Time goes by
出典: 少年/作詞:小竹正人 作曲:Didrik Thott・Octobar
時間に置いていかれる。そんな気持ちになったことはありませんか?
歳を重ねるたびに月日の流れが早くなっていく。
また1つ歳を取ったのか……。
そういった感覚が時間に置いていかれるということなのでしょう。
周囲の環境は目まぐるしい速さで変わっていくのに、自分はいつまでも自分のまま。
それが切なくて、寂しくて。
月日の流れを早く感じるときというのは、自分が立ち止まってしまっている証拠なのかもしれません。
だからこそ余計に環境の変化にたじろいでしまう。
『少年』の世界は、そんな大人になったからこそ感じる”もの悲しさ”から始まりました。
虚しさを感じるとき
人混みの中を歩いているとき、急に虚しさが込み上げてきたことはありませんか?
この曲の「僕」もそういった言葉にならない空虚な気持ちを抱いているようです。
自分の道を歩く
Excuse me! 人波に逆らいながら
振り向かず まっすぐに歩く
出典: 少年/作詞:小竹正人 作曲:Didrik Thott・Octobar
「Excuse me!」と呼び止められても、振り返らずに歩いている様子が歌われています。
人波に逆らうのは、周囲に流されて生きる日々に嫌気がさしたからなのかもしれません。
周りの人たちと足並みを揃えて同じ行動をとる。
それは確かに楽な生き方ではあるでしょう。
しかし、自分の気持ちを押し殺してばかりの生活は、時々息苦しくなりませんか?
この曲の「僕」も周囲に流されて生きていくことが息苦しくなり、歩いていく道を変えました。
人と違う道を行くことは、決して簡単なことではありません。
多数派の意見に飲み込まれそうになったり、後ろ指を指されたりすることもある。
それでも「僕」はまっすぐに自分の道を歩いていくと決めました。
その決意は固く、今さら誰かに呼び止められても足を止める気はないようです。