見本のいない私にとって
ゆずれない現場は他でもないここで
こっから世界を変える、なんて大それた夢を
胸に描いてるの

出典: My measure/作詞:lecca 作曲:lecca

1番では歩んで来た道のりを振り返っていましたが、ここから描かれるのは未来への展望。

「見本のいない私」という言葉から、今自分が他の人には出来ない生き方をしているという自負を感じ取れます。

「世界を変える」というのは、彼女も言う通り大それた夢のようにも感じますが、音楽が人の心を動かす力を持つのは事実。

多くの人の心に影響を与えることは、世界を変えることにも繋がっているのではないでしょうか。

願いを掻き立てるのは「笑顔」

私が走ることで
もしかしてどこかの誰かがまた
笑ってくれるなら、ね
いつもよりか うれしくて

出典: My measure/作詞:lecca 作曲:lecca

「世界を変えたい」という願いに繋がっているのは、やはり自分の取り組みで笑顔になる人がいることから。

leccaの歌に勇気を貰ったという人はたくさんいるでしょう。

それをより多くの人に届けたいという願いは、アーティストならあって然るべきではないでしょうか。

どうせやるなら良い未来を思い描く!

分からないなら 信じるしかない
目を閉じてては 知ることもできない
きっと最高の景色 目にするためすすむから

出典: My measure/作詞:lecca 作曲:lecca

1番の歌詞にも通じますが、やっていることの結果がどう転ぶのかは誰にもわからないことです。

どうあがいたってわからないのなら、結果に不安を抱くこと自体が不毛ですよね。

どうせやるのなら「やり遂げた先に最高の景色が待っている」と思い込んでやった方が良い。

そんな内容が歌われています。

leccaの持つ様々な価値観

原動力と「失敗も経験のうち」という言葉の本質

ストイックに生きることがかっこいいとは思わない、けど
これしかないから 誰にも胸の情熱は負けないの
失敗も経験のうち、そう思えるよう 目をそらさずに
自らの歩いた道 いつまでも忘れぬように

出典: My measure/作詞:lecca 作曲:lecca

「自分にはこれしかなかった」というのが彼女の行動の原動力。

ストイックに頑張ることに特に美徳は覚えないというところからも、興味のままに突き動かされていたことが垣間見えます。

本当に好きな道ならば、努力も努力に思わないともよく言われますね。

そして「失敗も経験のうち」という言葉の本質をついているのがここの後半部分。

失敗から学ぼうとしなければ、それはただ失敗しただけです。

失敗が経験になるのはその失敗としっかりと向き合ったからなのですね。

衝突には意味がある

正しい答えなんてないから 自らの炎でLight Up
みんながみんな火を燃やすから 時には意見がまとまらないさ
でもそれでもぶつかるぐらいが ゆくべき場所が見えてこないか?
誰もが理想かかげるFighter 泣いたあと歩み止めないで

出典: My measure/作詞:lecca 作曲:lecca

その人にとっての正解を決めるのはその人だけ。

十人十色の考え方があれば、それだけ違った正解があるということですね。

そう思うと衝突してしまうことは至極当然。

衝突には苦痛が伴うので避けてしまいたい思いもあります。

しかしお互いの言い分を示し合って導いた正解というのは、それを避けたときよりもきっと意味のあるものです。

衝突することで見えてくるものもあると歌うこの部分。

衝突はお互いの言い分を理解するための方法なのです。

大切なものを手放したとしても

どこが限界なんて決めてない
あと少しでも前に進みたい
ほら自分のものさしで選んでゆこう
なくしてきた分まで得られれば we're just fine

出典: My measure/作詞:lecca 作曲:lecca

進むためには大切なものを手放すことも必要だと、前半の歌詞にもありました。

そしてここで歌われるのは「進み続ければもっと大きなものを手に入れられる」という内容。

総じて手放したものは決して無駄にならないということですね。

アーティストとして第一線まで上り詰めた彼女をここまで導いて来た要素が垣間見える歌詞となっていました。

前向きな価値観は今も健在