真っ白に染まる
世界の中で僕は
死ねる事が嬉しくって
歩くのを止めて走り出した
We are just breaking up To be continued…?
枯れ果てた心は何と言う?
I don't know what to do?
what to do?
決められずに…
変わりゆく日々を
変えたくて
I don't know what to do?
出典: LET IT DIE/作詞:Hiro 作曲:Nob
男性は破壊の道にまっしぐらに進みます。
同じ事の繰り返しに疲れてしまったからです。
この部分で歌詞に出てくる、白の世界は天国を表しています。
あの世へ行って楽になる事を白い世界と例えているのでしょう。
そうなると前に出てきていた黒い世界とは、現実世界の心の闇、苦しみなどを表現している事になります。
黒と白に分けることによって、主人公の心の変化を分かりやすくしていますね。
でも、この部分の歌詞で主人公は、死んでしまえば楽になると言っていますがその考えは少し現実離れしていますね。
自分が何をすべきか分からなくなっても、実際の我々はそう簡単に「死」を選ぶ様な事があってはいけません。
悲しみに暮れる
「僕の心が
一人になりたがってる」
こんな嘘悲しくって
涙で濡らしていた
もう一度愛したい
もう二度と失いたくない
僕が本当に言いたかった
「最後の言葉」は…
出典: LET IT DIE/作詞:Hiro 作曲:Nob
主人公は悲しみに暮れます。
結局は二人、やり直した所でいずれはまた別れが来ることを予想しているのです。
すなわちそれは、悲しみがまたやってくるという事。
ですがこの男性は分かっているんです。
それもこれも、本当に彼女の事を想っているから。
それが愛なのか、愛ではないのか分からなくても、想いがあるから真剣に悩み苦しんでしまう。
離れれば寂しくて苦しみ、やり直せばまたうまくいかない。
相手の女性は相当な小悪魔ですね……。
っていうか、もう悪魔、デビルです!
この感情は
君との思い出は
掻き消せた筈なのに
何故か
「また会いたい」って
心の声がした
もう一度"I wanna
be with you"??
もう二度と"I can't
get back with you"
僕が本当に言いたかった
「最後の言葉」を
告げるから
I love you as a friend
To be continued…?
出典: LET IT DIE/作詞:Hiro 作曲:Nob
最後の最後で、男性は気付きました。
こんなに自分の心を掴んで離さなかったその女性の存在の意味を。
最初は愛し合っていたのは間違いないのですが、長く一緒にいるうちに、その感情はいつの間にか「友情」に変わっていたのです。
大事な事は間違いではない。
でも恋人に向けるそれではない。
切っても切っても切れなかったこの感情は、もはや愛から友情という風に形を変えていたんですね。
ここでやっと自分の気持ちに気が付いた主人公は、またこの後も「続くのか?」と想像しています。
おそらく続くでしょう。
友達ならずっと。
さいごに
この『LET IT DIE』の歌詞の世界を、皆さんはどう捉えましたか?
筆者は自分なりの和訳も交えながら、愛はやがて友情に変わると解釈しました。
この曲に出てくる主人公の男性は、その部分が自分でも分からなくて悩んでいたのではないかと。
この現象は、夫婦に起こる感情に似ていますね。
最初は好きだ、愛してるって言いながら結婚して、長く一緒にいるうちにその感情は様々な形に変化していきます。
それはその夫婦によって違いがあるでしょうけれど、血のつながった兄弟の様になったり、またはこの主人公の様に友達になったり。
「同志」と表現する人もたまにいたりします。
ずっと同じ気持ちでいるという事は難しい事なんですね。
さて、『LET IT DIE』のお話に戻りましょう。
やはりこの曲は同名の『LET IT DIE』というサバイバルアクションゲームに楽曲提供しただけあって、非常にゲームの要素も含んだ歌詞になっていました。
作詞は『MY FIRST STORY』のヴォーカル・Hiroによるものです。
あの若さで、こんな歌詞が書けるのはすごいなと筆者は感心してしまいました。
やはりサラブレッドなんでしょうか?!
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