V6【TAKE ME HIGHER】歌詞を考察！見えないものに立ち向かえる理由と守りたいものを紐解く

ここではウルトラマンティガ側と人間視点での心情が交互に書かれています。

1行目はウルトラマンティガ側の視点。

文脈を和訳すると、「あなたを高い所に連れて行きたい」。

つまり、人々の笑顔を守りたいという決意が見えます。

3行目は守られる人間側の視点。

ウルトラマンティガの決意を応援する歌詞になっています。

自分達を平和を脅かす影から守ってほしいという気持ちが現れています。

5行目はまたウルトラマンティガ側の視点。

「自分がいる限り、平和は守られるさ」という自信が書かれています。

7行目は、再度人間サイドの視点。

ウルトラマンティガの鼓動や熱意を、信じているという気持ちが記されています。

争いがない世界というのは、全人類の総意のようなもの。

しかし、実際の世界というのは、常に争いだらけ。

物事の大小問わず、何かしらの争いというものが起きてしまっているのです。

権力争いや、無意味な競争。

我々はどうしても、何かしらの競争に巻き込まれてしまっています。

作中では、世界の危機にまで発展するレベルの争いごとが起きています。

争いは恐怖を生み出し、それまであった平穏を破壊するもの。

できれば争わない方が良いというのは、人々の正直な気持ちといえます。

我々人々にできることは、「優しくいること」。

人々に優しくできなければ、常に争いが起きてしまうのです。

逆にいえば、優しさに溢れた世界は、争いごとは起きないもの。

平和は、お互いを思いやる心の上に成り立つもの。

ウルトラマンティガに守ってもらえる世界の中でも、思いやりは必要。

人間サイドでも、できることはしようとという気持ちが垣間見えます。

優しさに溢れた世界で、それでも脅威が出てきた場合、ウルトラマンティガに頼る。

まずは自分達でできることはしようという気持ちが必要である。

この部分ではそのような心情が書かれています。

平和を脅かす存在が来ようが来なかろうが、時は平等にやってきます。

また、放っておくと、時間の経過と共に事態は深刻に。

ウルトラマンティガは、今日も平和のために戦い続けます。

そして、彼が立ち止まることはありません。

ウルトラマンティガが立ち止まったその瞬間が、平和が崩壊する瞬間。

人々はそうならないように、信じることしかできないのです。

ウルトラマンティガの光っている瞳を、信じているのです。

未来のために、時を選ばずに戦い続けるヒーロー。

お互いが信頼し合っている様子が、この部分では書かれているといえます。

平和を願う声は、その時ばかりではありません。

その平和は、永久に訪れる必要があります。

ウルトラマンティガも永遠ではありません。

いずれその活動にも、終わる時はやってくる。

だからこそ、平和が続くような世界を今から作らなければならない。

そんな願いが、この部分から読み取れます。

時代を超えて平和である世界の構築こそが、人々の願い。

今は大変だけど、いつかきっとそんな世界になれる。

そのために、人々は声を上げ続けるのです。

そして、ウルトラマンティガはそのために身を挺して戦い続けるのです。