舞台はなんと会議室。
外国人がやっているというだけで、会議も一段とカッコイイイメージになりますね。(偏見!)
会議室とバンドの演奏というアンバランスな組み合わせが見どころとなっています。
机に乗っての演奏シーンなんてまさに「ぶち壊し」といった感じ。
後半に至るにつれて、会議もバンドに影響されてヒートアップ。
ケンカさながらの展開になっていきます。
熱いメッセージが込められた歌詞に迫る
リスナーへの呼びかけ
Yo! May I show you how to make a fantastic HOPE.
Please give your voice, get ready? 1,2, 1,2,3!
出典: LAST HERO/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一
素敵な未来の作り方を見たいかい?
それなら君の声を聞かせてくれ!準備はいいか?
聴く人に呼び掛けるような冒頭部分。
「素敵な未来」がどういうものかは人によってそれぞれ違うものです。
「まずは君の声を聞かせてくれ」という呼びかけはリスナーを置いてきぼりにしないという姿勢を感じさせますね。
惰性でやり過ごす日々
感傷に浸る暇もないくらいだ
だらだら過ぎてく毎日が嫌いだ
誰かの真似してホラを吹いて
色のない異論を唱えてる
どこまでも僕はずるい奴で
気がつけばマニュアルロボットだった
出典: LAST HERO/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一
忙しすぎる現代社会。
流れるように過ぎていく日々を惰性でやり過ごす主人公が描かれています。
自分の意志などどこへやら。
右に習えでとりあえず無難な意見を並べて乗り越えていく。
自分の意志を述べれば、衝突を招くことだってあります。
そのめんどくささから、身に覚えがある人も多いのではないでしょうか。
主人公の本音
wow こんなんじゃ嫌だ
wow ここで死ねるか
wow ちっちぇ 過去に
ひき金を引き おさらばしろ
出典: LAST HERO/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一
ここで世の中の流れに従っていた主人公の本音が現れます。
このまま他人に合わせて、可もなく不可もない人生で終わるなんて嫌だ。
「ちっちぇ過去」という言い回しが爽快ですね。
そう、今の自分が気に入らないなら、覚悟一つで「ちっちぇ過去」にしてしまうことだって出来るはずです!
涙がスタートライン
このまま世界がクズでも
ジタバタして意地でも倒せ
最後に流した涙は
最初の僕の希望
Wanna be the SUPER HERO
出典: LAST HERO/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一
「このまま世界がクズでも」という印象的なフレーズから始まるサビ部分。
この言葉から、自分の状況を変えるのに周りは関係ないということが伝わってきます。
本気で状況を変えていこうと思えば、涙が出るくらい苦しいことだってあるでしょう。
でもその涙こそがスタートライン。
そこから希望に溢れた未来へと繋がっているはずです。
乗り越えた先の輝きを教えてくれるような、勇気をくれる歌詞になっていますね。