キラキラと切ないサビ
終電まであと四分だ
駅へ続く商店街
僕らはそう全力で
走り始めたんだ
終電まで夢 語り合い
誰も帰りたくなかった
叶うわけがない願いも
叶いそうに思えた
長い夜
出典: 終電の夜/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX
キラキラとしたサビ部分ですが、楽しい夜が終わってしまうちょっぴり切ないムードが漂っています。
終電を気にしながら最後の最後の時間まで無駄なく過ごす仲間との時間。
終電に間に合うように全力で走る姿。
青春ですね!
ちょっぴりスリルを味わいながら、全速力で走る姿がイメージできます。きっとものすごく快感だったのでしょう。
それも今ではとても大切な思い出なのでしょう。
時間ならいくらでもあるはずなのに、帰りたくなくて、時間を惜しむかのように語り合うそんな夜は、楽しくて仕方がないんですよね!
確かに帰りたいなんて言う人は1人もいなかった!うんうん!とうなずける歌詞です。
そういえばそんな長い夜があったな~と懐かしく思う人は、意外と多いのではないでしょうか?
振り返るあの頃……
ああ何を拒否してたのか?
誰に背中向けてたのか?
あの頃 ずっと
僕は勇気がなかった
世間なんか斜めに見て
冷めた眼差しをしていた
こんな自分に自信が なかっただけだ
出典: 終電の夜/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX
全速力の勢いが止まらないまま、2番に入ります。
反抗期の自分を振り返っているのでしょう。反抗して、世の中が悪いんだと決めつけていたあの頃は、自分に自信がなかったからかもしれないと思い返します。
自分に自信を持つことができれば、きっとまっすぐに世界を見ることができる。そう考えているのでしょう。
ここは、少し大人になった自分が反抗期のあの頃を振り返る場面だと解釈できます。
新しい世代への気づき
バリア張ってるのは
特別なことじゃなく
すぐに引籠(ひきこ)もる世代の
生き方だったのか
出典: 終電の夜/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX
みんながバリアを張っている世代。それはこの世代の生き方そのものだったから、みんな同じなんだ!
ということに気づきます。
これは、秋元康自体の気づきなのかもしれません。
バリアを張っている自分が悪いわけじゃない!それは世代のせいだから仕方ない!と肯定してくれるのがうれしいですね。
終電に乗り遅れちゃったら……
始発には随分あるね
時間潰すしかなくなる
それまでどこでどうやって
待てばいいんだろう
始発まで居る場所がない
誰と過ごせばいいのだろう
もしも一人きりでいたら
元に戻ってしまう
今日の夜
出典: 終電の夜/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX
一番嫌なのは、まさかの乗り遅れ。終電に乗り遅れてしまったらどうしようと不安がよぎります。
もしそうなったら始発までの長い時間をどうしよう……と途方にくれます。乗り遅れてしまったらという不安の中で考えることは、孤独への恐れでした。
1人になりたくないから終電まで仲間と一緒にいたのに、これから1人になってしまったら振り出しに戻っちゃう。
そんな悲しい気持ちが高まるのです。
終電に乗り遅れた、もしくは乗り遅れそうになった経験がある人なら、よく分かるどうしようもなく惨めな感情があふれ出します。
絶対に乗り遅れないと誓う
終電には乗り遅れない
二度と一人にならないよ
だから息が切れるほど
走り続けたんだ
出典: 終電の夜/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX
終電には絶対乗り遅れない!と誓い、全力で走りました。
それは、ただ電車を逃したくないだけではありません。もう1人にはなりたくないからです。
孤独から逃れるために全速力で電車に間に合うように駆け出す姿はまさに青春!
疾走感あふれるメロディーが歌詞にもハマっていますね!
祝!倉野尾成美センター曲
孤独と戦う歌詞がかっこいいAKB48 Team Kの「終電の夜」。カップリングといえども大注目の曲です。
倉野尾成美が初のセンターとなり、まだまだこれから人気が上がってきそうな勢いのある曲に仕上がっています!
かっこいいAKB48が聴きたい人は、聴いてみてくださいね。
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