「雑魚」「タコ」
けったいなほうには 幻想で勝負
じれったいな どうにか排除しよう
君は僕のもの 今に見てろ雑魚
一か八か白状に叫べタコ
実際の感性を解除しよう あぁ
出典: PSYCHOPATH/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
乱暴な表現で自分の気持ちを無理矢理成立させようとしていますね。
「雑魚」とか「タコ」なんかの、普通なら嫌いな相手や見下している相手に使う言葉は誰かに向けて言っているんじゃありませんね。
これってもしかしたら自分に言っているんでしょうか?
ちょっと難解です…。
壊れそう
君が「助けてよ」なんて言うから
近くに寄ればさ
急に「離れてよ」なんて言うから
壊れたと思ってさ
修理しなきゃ君の肉は柔らかいし
すぐに中身まで引き裂けるさ
多分重症だったのか
治らなかった残念
また会おう
出典: PSYCHOPATH/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
壊れそうなのは多分自分の心なんでしょう。
相手の言葉や言動に翻弄されまくりで、訳がわからなくなっている主人公がいますね。
簡単に彼女の心に入っていけると思ったんでしょう。
それは大きな間違いだった事に気付いて落胆していますね。
それを物理的に表現するから”サイコパス”なのでしょう。
筆者も少しヤバくなってきました。
自分も”サイコパス”の世界に入ってしまいそうです…。
誰かのせいに
※繰り返し
みんなサイコパスなんて言うから
みんなサイコパスなんて言うから
みんなサイコパスなんて言うから
嫌われたじゃないか
出典: PSYCHOPATH/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
誰かが主人公を妬んでいるんですかね…。
この部分ってなんて読み解いたらいいのか分からないんです。
主人公は、好きな子に振り向いてもらえない事を誰かのせいにしたい事は確か。
お前が悪いんだよ!って誰かに言いたいんでしょうけど、いやいや…。
それ自分のせいだからって、筆者なら言いますね。(笑)
でもなんか可愛いですよね、駄々っ子みたいで。
どうしようもなくて、人のせいにしたくなっちゃう気持ちだけは分かります。
実際は口に出さないけど。(笑)
失くしてから気付く
いつもどうしたって あぁ 僕らは分かり合えやしないみたい
いつもどうしたって 僕と君の距離は天と地のようさ
君が居なくなってから僕らは繋がれたわ きっと
あぁ あぁ 死亡 至高 足りないな
出典: PSYCHOPATH/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
本当に嫌われて彼女が去っていったのかどうかは定かでありません。
だけど、目の前から彼女がいなくなって少しの時間が経過したのでしょう。
それでやっとこの主人公は気付いたみたいです。
本当に彼女の事が好きだった事を。
悲しくて、少し反省したんでしょう。
大事なものってなくなってから気付きますからね。
残念…。
素直が一番!
全体を通して歌詞を読み解いた感想は、やはり素直が一番だよ!って事かな。(笑)
”サイコパス”というワードに踊らされて少し筆者は斜めから検証してしまいましたが、結局表現したい事は一緒だと思いますよ。
だれだって恋とかすると、素直になれなくて思ってる事と反対の事を相手にぶつけてしまったり。
その挙句誤解されてしまったり…。
勿体ないと思いません?一時素直になればケンカする事もないのにね。
好きな人と一緒に居る時間は、出来るだけ笑って過ごしたいじゃないですか。
それにしても、どうして『PSYCHOPATH』にしたんでしょう。
あまり得意じゃないのかな?恋するって表現が?
去年のフェスでの活動を経て
引っ張りだこ
今年もTHE ORAL CIGARETTESは各地で行われるフェスに引っ張りだこです。
去年から徐々にメインステージに立つ事が増えた彼らですが、そこで考えたのが他のアーティストとの差別化。
どうしたら抜きん出る事が出来るかという事を今年は考えたそう。
このアルバムに反映されているのですが、「もっと自由に」という事。
やはりアーティストが考えるのはやっぱりここでしょう。
フェスなんかでは何十組というアーティストが出演します。
いくつものステージが用意されている中、自分達はメインステージを張れる。
これだけでも格段と気分が違うと思います。
でも、何年も当たり前にメインステージがお膳立てされていたら。
THE ORAL CIGARETTESだけができる他とは違う”音”をと思うのは当然です。
ヴォーカルの山中は今回のアルバム制作のデモをメンバーに聞かせたところ、反応が抜群に良かったんだとか。
今までのTHE ORAL CIGARETTESを”変える”んではなく、”打ち破る”何かをと常に考えているバンドなんですね。