学生時代にスピッツの前身といえる「ザ・スピッツ」を結成した当時はパンクかぶれだったが、THE BLUE HEARTSの「人にやさしく」に出会い、自分の求めていた音楽を先にやられたことにショックを受けて自信をなくし、一旦音楽活動を休止した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/草野マサムネ
当時の音楽性はビートパンク。
2017年に発売された「CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection」。
そこに収録された「1987→」という新曲で当時の音楽性を一部再現しています。
性急なビートとノイジーなギター。
間奏及びイントロ&アウトロのフレーズは当時のレパートリー「泥だらけ」を踏襲しています。
当時の草野さんはツンツンヘアに穴あきデニム&ラバーソールと完全にパンクキッズでした。
しかしプロフにある通りブルーハーツの出現で大きな挫折感を味わうことに...。
その後の試行錯誤なくして今も輝き続けるスピッツの姿はなかったのかもしれません。
ガラスのように繊細な歌声
フラットな発声方法が秘訣?
スピッツの代名詞ともいえる草野マサムネさんのクリスタルボイス。
少しだけハスキーで伸びやかな歌声が特徴的です。
実はこの歌声、ほぼ地声だといわれています。
ライブでのMCやテレビ&ラジオで草野さんの話し声を聴いたことがある方ならお分かりでしょう。
また特殊な発声方法なのでしょう、草野さんが口を大きく開けて歌う場面を見たことがありません。
眉間にシワをよせることもなく素の表情で声量を微妙にコントロールしているのです。
本人曰く、息を大きく吐き、全身に声を響かせるイメージで歌っているそうなのですが...。
あのハイトーンボイスを力まずにフラットに出し続けられるのはやはり天性のものなのでしょう。
元ボアダムスの山本精一さんが後に発明するフラット唱法はスピッツの影響が大きいと思われます。
変わらない歌声
2016年の「醒めない」のMVをご覧ください。
当時草野マサムネさんは48歳。
デビュー当時と歌声がほとんど変わっていません。
40代を超えると肉体の限界を感じキーを調整するシンガーが多いと聞きます。
しかし未だ衰えぬばかりか表現力は更に増しているようです。
力まずフラットに歌う草野さんのスタイルが声帯への負担を軽減しているのは分かります。
しかしここまで美しい歌声をキープするのは奇跡と呼んでも差し支えないでしょう。
草野マサムネの素顔に迫る!
男らしい一面にギャップ萌えファン多数
自身の性格について本人は、「あまのじゃくでひがみっぽい子分肌」と語っている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/草野マサムネ
草野マサムネさんといえば中性的で儚げな佇まいが人気です。
いくつになっても変わらない姿と歌声に癒された方も多いのではないでしょうか?
しかし草野さんの一人称は「僕」ではなく「俺」!
意外な一面にギャップ萌えする女性ファンが昔から多いのです。
そんな草野さん、某BS番組で自身のことを「子分肌」だと分析しています。
人生でもっとも勇気を出したことは中学時代、部活をサボっていたヤンキーに蹴りを入れたこと。
可愛らしいエピソードですね。
ちなみにスピッツはスタッフと野球チームを組んでいます。
しかしドラムの﨑山さん以外はベンチらしいです。
メンバーからの評判は?
それではバンド内での草野さんの評判はどうでしょう?
以下はメンバーの過去の発言です。
「マサムネのグチって聞いたことないよ」
「スピッツの中でマサムネが一番っていったら遅刻すること(笑)」
「(運転中)草野君は右折するのがイヤになって、左折、左折を繰り返していたとか(笑)」
...掘れば掘るほど草野さんの意外な一面が出てきます。