なぜ早々に病室を出されてしまったのか
「おばあちゃん、ただいまー!」ってわざと
昔みたいに言ってみたけど
ちょっと話しただけだったのに
「もう帰りー。」って 病室を出された
出典: トイレの神様/作詞:植村花菜・山田ひろし 作曲:植村花菜
おばあちゃんはきっと孫がお見舞いに来てくれて嬉しかったのでしょう。
しかし、歌詞を見てみると少し話した後すぐに帰されたといっています。
おばあちゃんはなぜ大好きな孫に会えたのに、早々に帰してしまったのでしょうか。
もしかしたら、おばあちゃんは「もうすぐ自分は死ぬ」と悟っていたのかもしれません。
でも、孫の前ではそんな雰囲気を出したくなかったのでしょう。
一緒にいると「もうすぐ死ぬ」という雰囲気が伝わってしまうと思い、すぐに帰したのかもしれません。
「元気な様子を孫に見せて安心させたかった」という優しい気持ちが隠れているようにも感じます。
翌日、おばあちゃんは亡くなった
次の日の朝 おばあちゃんは
静かに眠りについた
まるで まるで 私が来るのを
待っていてくれたように
ちゃんと育ててくれたのに
恩返しもしてないのに
いい孫じゃなかったのに
こんな私を待っててくれたんやね
出典: トイレの神様/作詞:植村花菜・山田ひろし 作曲:植村花菜
植村花菜さんがお見舞いに行った翌日。
おばあちゃんは亡くなりました。
この部分で思わず泣いてしまったリスナーも多いのではないでしょうか。
でも、おばあちゃんは死ぬ前に孫の顔が見られたので、きっと悔いを残すことなく天国に行けたでしょう。
「いい孫じゃなかった」といっていますが、多分おばあちゃんはそう思ってはいません。
思春期があったとはいえ、幼少期の頃から一緒にいてくれた孫です。
色んな思い出も作ったし、お手伝いだってたくさんしてくれました。
旦那さん(おじいちゃん)が亡くなった後は、植村花菜さんが一番の家族だったのではないかと思います。
きっとかけがえのない大事な孫と思っていたことでしょう。
だからこそ「孫にもう一度会えるまではまだ死ねない!」と思っていたのかもしれません。
悲しいけれどとても感動的なエピソードですね。
「トイレを綺麗にしたらべっぴんさんになる」について考察
トイレには それはそれはキレイな
女神様がいるんやで
おばあちゃんがくれた言葉は 今日の私を
べっぴんさんにしてくれてるかな
(※くりかえし)
出典: トイレの神様/作詞:植村花菜・山田ひろし 作曲:植村花菜
ここで再びサビに入ります。
先述した通り、植村花菜さんは美しい顔立ちをしているように思えます。
紅白に出演していた時もとっても輝いていましたしね。
きっとおばあちゃんの言い伝えを守るような素直で綺麗な心が、顔にも表れているのでしょう。
「トイレを綺麗にしたらべっぴんさんになる」という言い伝え。
それはもしかしたら「真面目で綺麗な心を持っていたら、それが表情にも出るよ」ということなのかも!?
おばあちゃんの言っていたことは、ある意味信ぴょう性のある言葉だったのかもしれませんね。
おばあちゃんへの感謝を最後に述べる
気立ての良いお嫁さんになるのが
夢だった私は
今日もせっせとトイレを
ピカピカにする
おばあちゃん
おばあちゃん
ありがとう
おばあちゃん
ホンマに
ありがとう
出典: トイレの神様/作詞:植村花菜・山田ひろし 作曲:植村花菜
幼少期の頃に聞いた言い伝えを、大人になってからも守っている植村花菜さん。
亡くなったおばあちゃんの言葉をとても尊重しているように思えますね。
そして最後の歌詞は、おばあちゃんに向けた感謝の言葉が綴られています。
「ホンマにありがとう」という関西弁混じりの言葉。
まるでおばあちゃんと会話していた時の言葉使いをそのまま歌詞にしているように感じられます。
おわりに
「トイレの神様」は歌詞を読んでいるだけで感動を覚えますね。
植村花菜さんの優しい歌声で歌われることによって、より感動的な作品へと仕上がっているように思えます。
この楽曲のように、実話をもとにして作られた感動ソングは他にもたくさんあるんですよ♪
おじいちゃんへ向けたといわれる、WANIMAの「1106」。
胸を打つ熱い歌詞が注目を浴びている、竹原ピストルさんの「例えばヒロ、お前がそうだったように」。
昔の曲だと、さだまさしさんの「償い」など。
これらの楽曲について詳しく解説している記事を貼っておくので、ぜひこちらもチェックしてみてください!
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