告白実行委員会のセッションシリーズ
セッションシリーズとは?
告白実行委員会の楽曲は、キャラクター個人や1組のカップルに焦点を当てたものがほとんどです。
しかしセッションシリーズの楽曲では、メインキャラクター6人に焦点が当てられています。
その6人が、榎本夏樹と瀬戸口優、合田美桜と芹沢春輝、早坂あかりと望月蒼太です。
MVはアニメ仕様

HoneyWorksの楽曲MVは基本的にはイラストですが、この楽曲のMVはアニメ仕様です。
告白実行委員会のメインキャラクターたちが24歳になり、別々に過ごしている様子が描かれています。
先に配信された「東京サマーセッション」と「東京ウインターセッション」では全員集合のシーンがありました。
しかし、この楽曲では集合しているシーンがありません。
それぞれが別々の場所で自分の道を歩んでいることを感じさせるMVになっています。
アルバムに収録
この楽曲は2020年1月発売の「好きすぎてやばい。〜告白実行委員会キャラクターソング集〜」の収録楽曲です。
このアルバムには告白実行委員会シリーズの楽曲だけが収録されています。
夏樹たちの後輩たちにスポットを当てた楽曲が中心に収録されているアルバムです。
HoneyWorksの作り出す世界にどっぷりと浸れるアルバムになっています。
大人になるということ
距離感の変化
17 毎日会ってたね
あぁ 付き合う前からずっと隣にいたね
18 卒業したらあんまり会えなくて
初めてのヒビが痛かった
出典: 東京オータムセッション/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks
歌い出しは夏樹と優のカップルの掛け合いです。
2人は小学生よりも前からの幼馴染で、高校までずっと同じ学校に通っていました。
そのため、お互いに誰よりも長く一緒にいた存在です。
しかし、高校卒業を機に別々の進路を選んだように読み取れます。
初めて別々の道に進んだことで、これまでのようにずっと隣にいることができなくなってしまったのです。
その距離感は2人にとっては初めてのものでした。
互いに側にいない、いつでも会えるわけではない日々は2人の関係に大きな変化をもたらすには十分なものです。
「ヒビ」がカタカナであることで、時間経過的な「日々」だけでなく別の意味にも読み取れます。
互いにすれ違って関係性にヒビができてしまったのではないかとも推察できる歌詞です。
芽生える疑心
ねぇねぇLINE、遅くないですか?
仕事なんだから仕方ないのわかってよ
そっか それだけだったら別にいいけれど
想うほど距離ができたりね
出典: 東京オータムセッション/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks
こちらはあかりと蒼太の掛け合いです。
MVでは、あかりは自宅の部屋、蒼太は飲食店で仕事の打ち合わせをしているシーンが描かれています。
あかりからの連絡に対して蒼太の返信が遅いことが、あかりは不満なようです。
仕事だから仕方がないと言われてしまえば納得するしかありません。
しかし、もし頻繁に連絡が遅いことがあれば他の理由があるのではないかと勘ぐってしまうものでしょう。
あかりも少し疑っているような反応を返しています。
この2人は蒼太がアプローチをかけて付き合いはじめました。
しかし、このシーンではあかりの方が気持ちが強くなっているようにも感じられます。
互いに想っているけれど想いの強さにずれが生じて距離が生まれてしまっているように読み取れる歌詞です。