感謝する相手が彼女のママ?
キミを生んでくれたママに感謝 ハニカミ笑顔流れる涙
たいしたプレゼントはないけど 今はまだ夢しかもってないけど
一年に一度この日祝おう 今日は本当 おめでとう
出典: 約束の日/作詞:童子-T 作曲:童子-T Shingo.S
更に愛の言葉は続きます。
彼女という生命体をこの世に送り出してくれたお母さんへの感謝。
考えてみると、お母さんが彼女を生んでくれなかったらこの出会いはなかったのです。
だから、そのお母さんに感謝。
分かってはいても、なかなか言えないことです。
もうちょっと言うと、彼の両親にも感謝なのでしょう。
周りの人から愛され感謝の気持ちを忘れない彼だからこそ、一途に彼女を愛することができるのだと思います。
優しい彼にありがとう
今度は彼女が彼の想いに「ありがとう」を返します。
あれだけ愛されれば嬉しいし、これからもずっと続けたいと思います。
彼が言った3行目の言葉、「一年に一度~」の日が約束の日ですね。
彼女の誕生日です。
毎年この日を2人で迎えたいと思っていて、彼も同じ気持ちでいるようです。
記念日には色々ありますが、誕生日は一大イベントです。
高価なプレゼントをし合うのが定例になっているかも知れません。
プレゼントの額で相手の愛情を量る人もいます。
プレゼントの金額が低くなったから愛情も薄れたと。寂しい考え方です。
記念日にはこのカップルのように互いに感謝しあい、「ずっと一緒にいようね」と言えればいいですね。
高価なプレゼントよりずっと意味があると思います。
出会った頃
出会いの頃も今も変わらない
初めてのデートカレー辛くて
思わず笑って とけた緊張 天然がかわいい第一印象
夜になって流行った映画観て 人ごみ歩いた手つないで
覚えてる? 街は色づいてた 白い息 冷たい風が吹いてた
出典: 約束の日/作詞:童子-T 作曲:童子-T Shingo.S
2人の出会いの描写です。
どうってことない彼女の仕草に心惹かれた彼の恋する気持ちが描かれています。
ちょっとした仕草や言葉にドキドキする頃でしょう。
その頃のときめきを1年経って相手に話すことは少ないと思いますが、彼は躊躇いもなく彼女に話しています。
カップルが永続きする秘訣は、こういうコマメな愛情表現をすることなのだろうと思いました。
慣れてきたカップルは、付き合い初めのような甘い言葉で表現することがなくなります。
それは、最初のドキドキが薄れていきこの歌詞の彼のようなことを言うのが恥ずかしくなるからです。
恥ずかしさを抑えてお互いに伝えあうことができれば、この2人のようにいつまでも幸せでいられるんでしょうね。
彼の優しさが怖い
幸せ過ぎると怖くなる
不安になる 時に優しさが
甘えすぎて私わがままだね
出典: 約束の日/作詞:童子-T 作曲:童子-T Shingo.S
彼の一途な想いを感じて生きている彼女は、とても幸せです。
でも、あまりに優しくされるとわがままになってしまうことがあります。
この彼女もそういうことがあったのでしょうか。
わがままになってしまった自分を反省しているようです。
大きな愛で彼女を包んでいる彼にとっては、取るに足らないことのような気がしますが…
中には彼の優しさが当たり前のように思って、相手に無理を言う女性もいます。
それが続くとうまくいかなくなって、別れ話が出て初めて反省することになります。
彼女のように反省することなく、相手に負担をかけていることにすら気付かずに…
ある日突然優しい彼から別れを切り出されるのです。
ですが、この彼女の言うわがままは、そのレベルではないはずです。
彼の優しさに「ありがとう」が言える素直な人なのですから。