私が無感情になっていったわけ
人間の二面性
優しい気持ち冷たい心 人は同時に宿すことも
出典: 世界はまわると言うけれど/作詞:Azuki Nana 作曲:Yuri Nakamura
2番目の歌詞。
私の心が壊れていった真相が綴られています。
人には優しい面、冷たい面の2つ、いわば二面性があります。
同時にという言葉から、ここでは人間の表の性格と裏の性格を指していることがわかります。
人間誰しもが持つ面でありながら、表と裏が激しい人たちに囲まれる日々は辛いものです。
壊れていった心
気付き始めた頃には既に もう何かが壊れてたみたい
出典: 世界はまわると言うけれど/作詞:Azuki Nana 作曲:Yuri Nakamura
そんな辛い状況になり、裏切られ、涙した私。
人間とはそういう生き物なんだ。
しかし、そう気づいたときには既に遅かったのです。
「壊れてた」とは、私の心・精神が壊れてしまったという意味といえます。
また、周囲の人との関係が崩壊していったという意味にも捉えられます。
無になれば傷つくことはない
裏切らぬものはない 求めるのならば
ただ みているのがいい…
出典: 世界はまわると言うけれど/作詞:Azuki Nana 作曲:Yuri Nakamura
そうした辛い経験から、私は変化しました。
傷つくことはありながらも人間らしかった自分から、何も感じない無気力な自分に。
歌詞には、こういったことをすると裏切られてしまうという言葉が先に登場します。
一体何か?
それに続くのが、求めるということ。
つまり誰かに期待し、何かを求めるという行為です。
誰かを信じ、何かを期待し求めてしまうと、それは結局裏切られることになる。
そんな悲観的な心境になってしまったのです。
そして、そうするくらいならどうすればいいのか。
何もせずただ見ていればいい。
何も求めないことで必要以上に傷つくことはなく、裏切られることもないという境地に達してしまったのです。
信じようとしていたこととは
私は最初は前述したようにまだ何かを信じ、信じたかったからこそ涙を流し傷ついていました。
その何かとは裏表のある人間の愛。
しかし裏切られ、傷ついてしまったのです。
最初は私はそうした人の恐ろしさに気づいていませんでした。
それほど純真で幼かったのか、もしくはそうした環境に知らず知らず入ってしまっていたのか…。
結果、心身ともに傷つき、無気力になってしまったのです。
生きる意味とは
孤独な自分
世界はまわると言(ゆ)うけれど
つながるすべもなく取り残されたようで
出典: 世界はまわると言うけれど/作詞:Azuki Nana 作曲:Yuri Nakamura