火のない(火のない)噂が(噂が)
煙を(煙を)立ててる(立ててる)
悪意はいつだって 連鎖するんだ
面白半分の
嘘に尾ひれがついて
いつしか事実になる

出典: 誰かの耳/作詞:秋元康 作曲:BASEMINT

例えばタレントさんやアイドルもそうですけど、雰囲気が怖そうっていうだけで性格が悪い人になってしまいます。

それで、後輩をいじめてるとか勝手な事を言われます。

他にもちょっとした持ち物から、貧乏人になってしまいます。

それから親が借金抱えているとか、お風呂入ってないから不潔とか、勝手にそうなっていってしまうのです。

情熱的に言っているようで、実は言っていない

AH 評判なんてどうでもいいじゃん
誰かがなんか言ってもいいじゃん
何の根拠もない話
ああだこうだと勝手に
遠くで吠えてるだけだろう

出典: 誰かの耳/作詞:秋元康 作曲:BASEMINT

この歌詞怒りながら朗読するのと、冷静に朗読するのでは意味の捉え方が違ってきます。

そして後者がこの歌の主人公なんだと思います。

ほっとけぇ~っていう感じが私は感じられてなりません。

アンチと戦わない。

噂を広めた犯人探しもしない。

そんな冷めた感じなんです。

面と向かって言えないなら
ネットにでも書いておけ!
真実でも偽りでも
今日も誰かが拡散してる
王様の耳は ロバの耳だ

出典: 誰かの耳/作詞:秋元康 作曲:BASEMINT

現在社会はネット社会です。

噂は隠れて話すのではなく、ネットで話すのです。

どうせ面と向かって言えないから書き込みしているんでしょう。

それで悪口見つけて、リツィートしているんでしょう。

「王様の耳はロバの耳!(可愛くない、盗撮してる、性格が悪いとかとか)」って。

この「王様の耳はロバの耳」という話は皆さんご存知ですよね。

王様は耳がロバの耳だと内緒にしてるけど、床屋にバレてしまい、床屋は言いたくて井戸に向かって叫びました。

その井戸は町全体に繋がっていたから、声が他の井戸から出て知れ渡たってしまったという話ですよね。

今のネットってそうじゃないですか。みんなネット回線で繋がってますもんね。

隔離しないと・・・

食堂で偶然会った
仲がいいと思ってたコまで
ぎこちない作り笑いで
急に席を立ったよ

出典: 誰かの耳/作詞:秋元康 作曲:BASEMINT

学生時代に私も経験あります。

仲がいいと思った子と、ある日友達をやめる時が来ることを。

多分皆さんが経験したか、見た事があるんじゃないですか。

その子と関わったら自分もいじめられる。だから関ってはいけない。

自分だけは助かりたいと。

いじめインフルエンザ警報発令!

いじめは(いじめは)ウイルスだ(ウイルスだ)
感染(感染)予防は(予防は)
接触しないのが賢明だってさ
しっかり手を洗え
自分が感染(うつ)されなきゃ
ほっと胸をなでおろす

出典: 誰かの耳/作詞:秋元康 作曲:BASEMINT

友達がいじめられているのを助けることができなかった経験とかありますか?

もし助けたら、自分が次はいじめられるのです。

1回の勇気が、すべてを終わらせてしまうのです。

だから出さない勇気も必要だと、みんな10代の前半で学ぶのです。

そして背を向けることも大切だと思うのです。

情熱の真っ赤なバラには棘がある、だから赤い手袋のように情熱を隠しているのです。

正義はいらない ただの暇つぶし

AH 正義なんてどうでもいいじゃん
それが建前とかでもいいじゃん
誰も得をしない話
ただ何となく誰かの
足でも引っ張りたいだけだ

出典: 誰かの耳/作詞:秋元康 作曲:BASEMINT

正義を振りかざして誰かを守ったら、今度は自分に火の粉がかかってしまいました。

だから助けない。それが長く生きる知恵なのです。

誰かを落とし入れて、楽しんで暇つぶししているぐらいだし。

そう割り切った方がいいのです。

そうすれば何も気にならなくなるのですから。

顔も名前も隠しながら
唾を吐いて楽しいか?
悪口とか陰口とか
他人(ひと)の不幸は蜜の味かい?
王様の耳は ロバの耳だ

出典: 誰かの耳/作詞:秋元康 作曲:BASEMINT

ネット社会は匿名です。

匿名、心無い言葉を浴びせます。

噂話もそうです。出処は分かりません。

ネットの検索を見ると、悪口とか人のプライベートに触れた内容の方が検索数が多かったりするんですよね。

そんなもんなんですよね。悲しいけれど...。