これは一体何の例え?

あの中は一体 どんな世界なんだろう
覗いて見たらそこでは

おばあちゃんがサイドスロー おばあちゃんがサイドスロー
おばあちゃんがサイドスロー おばあちゃんがサイドスロー

出典: おばあちゃんがサイドスロー/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき

ゴミ箱の中が気になって覗いてみたら、中でおばあちゃんがサイドスローをしていた…。

この歌詞をそのまま読むと、そのような物語になってしまいます。

しかし、現実ではありえない展開なので、恐らくここの部分は何かの例えなのでしょう。

年頃の青年が気になって覗いてみた世界。

そこには想像もしなかったような摩訶不思議な世界が広がっていた。

つまり、自分がまだよく知らない世界に足を踏み入れた様子を例えているのではないかと思います。

ゴミ箱=主人公が興味を持っていること。

サイドスローをしているおばあちゃん=主人公が予想もしていなかった意外な世界。

そんな例えをしているようにも見えますね。

好奇心がくすぐられている主人公

おばあちゃんがサイドスローしてるなんて誰も知らずに
通り過ぎてしまっていたが
敏感に感じ取って まだ知らない世界を見たい

(※くりかえし)

出典: おばあちゃんがサイドスロー/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき

思いもしなかった意外な世界があることを知ってしまった主人公。

こんなに面白い世界が広がっていることを知っている人は少なく、主人公の周りの人たちは無関心のようです。

しかし、主人公は自分が興味をもった世界のことを、もっと深く知りたいと思っているようですね。

主人公はまだ若く、さまざまなことに好奇心がくすぐられる年頃です。

なので、せっかく興味を持つことができたのだから突き詰めたい!と思っているのでしょう。

主人公が女性に変わる…!?

元気で働き者のおばあちゃん

卵を割りながら掃除機かける
そんなおばあちゃんのカレーを食べる

出典: おばあちゃんがサイドスロー/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき

ここからは、さっきの青年とは別の人物が主人公として描かれています。

後述する歌詞をみると「私」と出てきているので、恐らくここで描かれている主人公は女性なのでしょう。

この女性のおばあちゃんはとっても元気で、掃除も料理も一人でこなしていることがこの歌詞から分かります。

掃除機をかけながら、みんなのためにカレーを作ってくれる優しいおばあちゃん。

働き者のおばあちゃんが作ってくれたカレーを食べるのは、この女性にとって日常的な光景なのでしょう。

おじいちゃんやおばあちゃんと仲が良い女性

「おじいちゃーん」(おじいちゃーん)
「おじいちゃーん」(おじいちゃーん)

出典: おばあちゃんがサイドスロー/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき

おばあちゃんがカレーを作ってくれたので、「おじいちゃーん」と呼びにいく女性。

おばあちゃん、おじいちゃん、そしてこの女性の3人で食卓を囲んでカレーを食べる様子を思い描くことができます。

おばあちゃんやおじいちゃんと仲が良く、この女性は家族を大事にしていることが分かります。

おじいちゃんの血筋を引き継いでいる女性

私のおじいちゃんの孫は私
おじいちゃんの孫の祖父はおじいちゃん

出典: おばあちゃんがサイドスロー/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき

この女性とおじいちゃんは血のつながった家族であることをここで説明しています。

おじいちゃんやおばあちゃんがいなければ、この女性が生まれることもなかったのです。

当たり前ではありますが、女性にとって家族(おじいちゃんやおばあちゃん)は、かけがえのない存在ということなのでしょう。

今の自分がいるのは奇跡…!?