全てを委ねる
見つめられるだけで溶けちゃいそう
優しく耳たぶに噛み付いて
口づけだけでこんなに濡れて
私だけを支配して
出典: 黒い太陽/作詞:林保徳 作曲:林保徳
惹かれ合った2人はお互いを求め始めます。
まずは見つめるという行為から始まりました。
これはごく一般的な行動ですね。
でも、たったそれだけで心が溶けてダメになってしまうようです…。
そして、官能的な交わりが始まり、わずかな関わりでも気分が高まってしまいました。
最後の行に注目。
女性は男性に全てを委ねました。
どうなってしまうのか…想像がつきますね。
読み進めていきましょう!
恋にハマっていく
恋に理由はいらない
人って別れる時には 理由が要るけど
誰かを好きになる時 理由なんか必要ないの
出典: 黒い太陽/作詞:林保徳 作曲:林保徳
こちらのフレーズ、名言だと思いました。
好きになるのに理屈なんてないですね。
「ルックス」や「収入」「安定」「地位」を求める人も多くいます。
しかし、心の底から愛する人に出会ったとき、そこに理由がないことが多いです。
それを「運命」とか「ご縁」と表現することもありますね。
あるいは「本能的」に求めているのかもしれません。
この楽曲の主人公は「運命」か「本能」、どちらに従っているのでしょう?
男性にのめり込んでいく
枯れた夜を照らすあなたは shalala shalala 黒い太陽
快楽・傷み・トキメキの■■ Sex & crash & Rock
消せない恋心を焦がした shalala shalala 黒い太陽
壊滅した心のままで Sex & Crash & Rock
出典: 黒い太陽/作詞:林保徳 作曲:林保徳
「枯れた」という表現から、なんだか虚しい心の状態が読み取れますね。
男性はそれを埋めてくれるような存在なのかもしれません。
そして官能的な表現が続きます。
男性への恋心が深く刻まれ、もう全てを委ねてしまった主人公。
どこまでもこの恋にのめり込んでいくのでしょう。
夢中になってしまった
Bだって紳士的 けどアレなんて殺人的
虜になるくらい何度だって愛し続けてあげる
一人で運命的? 「またね」のkissが決定的
ちょっとした火遊びのつもりが大火傷しちゃうパターン?
出典: 黒い太陽/作詞:林保徳 作曲:林保徳
ここで女性は「男性を夢中にさせて、何度も関わりを持ちたいと思わせよう」としています。
でも、客観的に見ると、女性側が夢中になっている印象すら受けますね。
最初は軽い気持ちだったかもしれませんが、気が付いたら男性の魅力にハマってしまっているのでしょう。
別れ際の男性のキスに、次の可能性を感じて喜んでいます。
主人公が抱える不安
不安が燻る
恋に月日とかは関係ない
どれだけ燃え上がるかじゃないの?
一晩だけでこんなに堕ちて
小さな胸締め付ける
出典: 黒い太陽/作詞:林保徳 作曲:林保徳
急激に燃え上がる恋愛感情に「すぐ冷める」なんて意見もありますね。
主人公もそんな意見を気にしている様子です。
自制心が働いているのだと思います。
でも、自分は違うと感じているのではないでしょうか。
「時間」じゃなくて「愛の深さ」が重要。
こんなに好きになってるのに、それが一時の恋愛感情なはずない。
たった一晩の関わりでここまで愛してしまうなんて運命。
自分の中に湧き上がる恋愛感情は本物である確信を持っているのです。
トントン拍子で結婚して幸せになる人も、すぐに燃え尽きる人もいて、これは何とも言えないですね。
でも、主人公にとってこれが大切な感情であることは確かです。