かすかな思いも…

雨を掻い潜り飛んでいく 一縷のか細い祈りを
誰も撃ち落とせはしないだろう
君がそう望むほかは

出典: イノセント・プレイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

君の思いというものは、今にも消え入りそうなものかもしれない。

でも希望を捨てなければ、誰も君の思いに勝てはしない。

ここでは、そのようなメッセージを感じます。

一縷(いちる)というのは、かすかなという意味を持ちます。

かすかな思いも君が捨てない限りはあり続けるということです。

どんなに小さくたって

何等星の光だって
暗闇を打ち破るほどに輝くことを
どうか どうか 忘れないでいたい

出典: イノセント・プレイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

どんなに小さい光だって、暗い闇の中では一筋の希望です。

自分自身に落ち込むことがあっても、胸の中で秘めてる思いを忘れないようにしたい。

その思いを持ち続ければ、輝きは絶えず、苦しみを乗り越えられるから。

この部分の歌詞では、希望を連想させます。

大きさなんて関係ない、自分は自分でしかない。

前を向く強さを感じることができます。

その思いとは

果たせなかった思いは
どこへ消えて行くと言うのだろう
はじめから透明ならば まだここにいるかもな

出典: イノセント・プレイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

私たちの胸にある思い。

果たすことができなかったとは、夢なのか生き方なのか。

失ってから初めて気付くようなこともあります。

あるいは、悲しみや苦しみによって、無くなってしまったのでしょうか。

もしくは、三行目で「まだ…」とあるように無くなっていないかもしれません。

ここの歌詞でわかる、その思いというのは望みということです。

伝えたいことは

幾度 敗北を知っても
その為に生きたいと思えるか
どうか 君の祈りよ 空を裂いていけ

出典: イノセント・プレイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

何度負けたとしても、立ち上がり前を向く。

その前を向く行為が、ときに負担になってはいないでしょうか。

君に対して僕が何かしてあげられるとしたら、一緒に祈ること。

その祈りがきちんと空まで届くように願っているようです。

ここでは、応援してくれるようなイメージを感じることができます。

心から願うものとは

ねえ イノセント・プレイ
報われない思いはどこかへ消えた
それでも それでも 僕ら行かなきゃ
誰もが 勇ましい 勇敢な勇者ではなくて
震える その足で 明日へと向かおう
無垢なる祈りを宿して

出典: イノセント・プレイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

その思いの行方…

自分自身の心の奥底にある思い。

それは、ひとつではなく、一人一人が違う思いを抱えています。

その思いが消えてしまった、どこかへ行ってしまった。

だけど「進むんだ!」と、がむしゃらでも進まなくてはいけないのです。

その理由は、生きているからです。

この世に生まれた瞬間から、尊い命が一瞬で消えた瞬間から。

この曲は、心を奮い立たせるような熱い曲です。

そうだ、前に進まなくちゃいけないんだ。

そう思わせてくれます。

穢れなき祈りとは

この曲の最大のポイントである「無垢な行い」とは一体何なのでしょうか。

それは、「私たち一人一人の命」と結びつきます。

この曲は、生まれてきた意味について考えさせられる曲です。

いろんな人からの祈りを受けて生きていることを忘れてはいけない。

その祈りを生まれてくる命に捧げなくてはいけない。