サビの歌詞は、「この夜」を「人生」と捉えて考えてみましょう。
夜はいつか明け、輝いていた星も太陽の光の中へと消えていきます。
時間が限られていることを思えば、自分がしなければいけないことは何か、本当にやりたいことは何か、自ずと見えてくるのではないでしょうか。
人生は、欲張って手当たり次第に何かをするほど長くはありません。
でも、限られた「大事なこと」を成し遂げるには十分な長さだと思います。
夜明けの空に燦然と輝く「明けの明星」のように、消えていく前に大きな光を放つことができるような生き方をしてみたいものです。

2番の歌詞

はっきりと言わない言葉は傷つける
恨まれることさえ出来ない
そんな風になりたくないよ

出典: 金星/作詞:細美武士 作曲:細美武士

2番の冒頭の歌詞は、もしかしたら細美さん自身の実体験に基づいた言葉かもしれません。
心にもない優しい言葉をかけるのは簡単なことですし、本音と建前の使い分けが必要な局面もあるでしょう。
しかし、それでは本当の想いを伝えることはできず、後でその真意に気付いたときにその人は大きな傷を負うことになるでしょう。
「そんな風になりたくないよ」という歌詞は、傷つきたくないだけでなく、傷つける側にも回りたくないという想いが込められているのではないでしょうか。
この後ろには、1番と同じサビが2回繰り返されます。
歌詞を変えず、あえて同じ言葉を繰り返していることからも、とても強いメッセージ性が伝わってきますね。

最後に

ELLEGARDEN名曲「金星」の歌詞と、その解釈とを紹介しました。
短い曲だからこそ、聴いた人が考え、解釈する余地が残されている「金星」。
ここでは筆者の解釈をご紹介しましたが、聴く人によって様々なことを想起させられるのではないかと思います。
改めて、じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

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