神山羊「群青」
神山羊
神山羊は、2014年より活動しているシンガーソングライターです。
元々は、ニコニコ動画でボカロPとして活動していたという経歴を持つ彼。
ボカロP出身者の中には、有名どころでは米津玄師さんなどもいます。
その実力は折り紙付きといえるでしょう。
ネット上で自身の音楽を発信してきた彼が、2020年に入りメジャーデビュー。
今回は、そんな彼のメジャーデビューシングルとなる「群青」を紹介します。
「群青」
「群青」は彼らしい音選びや、爽やかな歌声によって彩られた1曲です。
タイトル通り、疾走感がありながらも、熱さは感じずどこか涼しげなサウンド。
2020年3月4日にSony Music Associated Recordsからメジャーデビュー。同日、アニメ「空挺ドラゴンズ」オープニングテーマ「群青」をデビューシングルとしてリリース。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/神山羊
インディーズでの活動を経験し、サウンドも活動の幅も広がりを見せている神山羊。
そんな彼が、独自性と大衆性を両立させたといえるのが「群青」です。
今回は、彼にとっての門出の1曲でもある「群青」の歌詞の意味を解説していこうと思います。
「群青」のMVはこちら
MVでは青以外にも赤や黄といった色も鮮やかに使われているのです。
そして青い箱の中には、神山羊本人が横たわっています。
楽曲のイメージを増幅するかのような、色とりどりの世界。
この世界観は何を物語っているのでしょうか。
それでは、歌詞を解説していこうと思います。
「群青」1番
イントロ
僕にはまだわからない言葉で
満たした青
自由によく似ていた
出典: 群青/作詞:神山羊 作曲:神山羊
まず、楽曲のイントロパートからご紹介していきましょう。
この楽曲は、歌から楽曲が始まるのです。
出だしの爽やかな神山羊の歌声が大きなインパクトを持ちます。
2行目から早速登場するのがタイトルに含まれている、青という言葉。
ここでは、その青が何であるか明言されていません。
次のパートから、その青のイメージが広がっていきます。
あの国を目指して(Aメロ)
見たこともない国へ
船を漕いで
想うように生きていた
出典: 群青/作詞:神山羊 作曲:神山羊
イントロが終わると、Aメロへと入っていきます。
このAメロで提示されるのは、船上の世界。
主人公はある国を目指し、船に乗っています。
彼にとって、その国はとても思い入れのあるもののようです。
イントロの歌詞の青が表していたのは、海のことなのでしょうか。
イントロで用いられていた自由という言葉も、海の広大さを連想させます。
このパートは、神山羊本人の境遇とも繋がっているのでしょう。
メジャーデビューという転機は、少なからず歌詞の世界に影響を与えているようです。