唯一無二の存在 斉藤和義とは
その独特な世界観で多くのファンを魅了するミュージシャン・斉藤和義。
どこか世捨て人のような飄々とした風貌、そして時に自身の主張を色濃く反映させるパフォーマンスを見せるそのギャップに、音楽界における唯一無二の存在であると痛感させられます。
そんな斉藤和義は来年(2018)でメジャーデビュー25周年を迎えます。
1994年、3rdシングル「君の顔が好きだ」が関西圏でヒットし、それを機に東京でも知名度が高まりました。
1994年リリースされた「歩いて帰ろう」が人気子ども番組「ポンキッキーズ」(フジテレビ)に起用され、一気にメジャー化しました。
2007年1月にリリースされた31枚目のシングル「ウエディング・ソング」が結婚情報誌『ゼクシィ』のテレビCMに起用され話題になりました。
デビュー25周年記念全国41都市を巡るワンマンライブツアー開催
デビュー25周年となる2018年、斉藤和義は全国41都市を巡るワンマンライブツアー「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR2018」 を開催します。
2018年3月30日の埼玉県・川口総合文化センターを皮切りに4カ月間におよぶロングツアーの締めくくりは2018年7月31日の香川・レクザムホール(香川県民ホール)大ホール。
全国の斉藤和義ファンが押しかけることでしょう。
KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2018
2018年3月より4ヶ月間に渡り全国41都市47公演にて開催!
46thシングル「遺伝」ドラマ主題歌に起用
2017年2月22日リリースされた46枚目のシングル「遺伝」は、父子で中学受験に挑んだ親子の実話をドラマ化した「下剋上受験」(TBS)の主題歌に起用されました。
中卒の両親の偏差値41の娘・佳織(山田美紅羽)が、父・信一(阿部サダヲ)とともに難関中学への受験に挑むという物語です。
このドラマのために斉藤和義が親子間の愛情をテーマに書き下ろした楽曲が「遺伝」です。この曲はオリコンシングルチャート最上位15位を獲得しました。
ちなみにドラマは全10話、平均視聴率が8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東調べ)という結果に終わりました。
TBS金曜ドラマ「下剋上受験」とは
TBS金曜ドラマ「下剋上受験」は2017年1月クールで放送されました。
出演は阿部サダヲ/深田恭子/山田美紅羽/皆川猿時/若旦那/岡田浩暉/川村陽介/風間俊介/手塚とおる/要潤/小林薫ほか。
このドラマは原作者・桜井信一氏が自身の体験をもとに書いた『下剋上受験』(産経新聞出版)から2014年刊行されたノンフィクションをもとに制作されました。
もともと桜井氏が「にほんブログ村」に自身の経験を書き連ね、それが人気を博して書籍化されたのです。
本当に実の娘の偏差値が41だったのに、父子手を取り合って受験勉強に励み、見事難関を突破しました。
まさに「事実は小説よりも奇なり」を地でいくドラマ!
主演の阿部サダヲが好評だったのはもちろんのこと、妻役の深田恭子のヤンキーっぷりがかわいいと評判のドラマでした。
斉藤和義「遺伝」の歌詞から紐解く親子愛
「遺伝するのは顔だけか それとも魂丸ごとか」は親子の愛
運がいいとか悪いとか
神がいるとかいないとか
遺伝するのは顔だけか
それとも魂丸ごとか
人は誰でも平等で
いつか努力は酬われる
出典: 遺伝/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
先述したようにこの「遺伝」はドラマ「下剋上受験」の主題歌です。偏差値41の娘と中卒の父親が中学受験に挑む物語。
歌詞の「遺伝するのは顔だけか それとも魂丸ごとか」は親子間の「ガッツ(根性)」であり「愛」なのです。
読めば読むほど歌詞の重さが身に染みます。
良いときもあれば悪いときもある……それを「遺伝」のせいにしちゃいけないんですね。あとは自分の努力次第!
父から娘への愛
歯の浮くような綺麗事だけれど
生まれたからには幸せに
闘ってみるか 遅くはないさ
泣いてもいいや おまえとなら
出典: 遺伝/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義