ヘヴィメタルの歴史を振り返るとクラブ文化との反駁という過去が見えます。
しかしリッチー・ブラックモアしかり、音楽家は野心的に新しい音楽を摂取するのです。
どちらかというとリスナーの棲み分けの問題で両者は混じり合いませんでした。
この「DA DA DANCE」にも抵抗があるという方が多いことでしょう。
オールド・ファンこそそうした傾向が強いかもしれません。
ヘヴィメタルには保守的な傾向が確かにあるのです。
しかしそうした旧いメタルの殻を破ろうと意図したのがBABYMETALの始まりでしょう。
そして彼女たちはこれこそ未来のメタルの姿だと提示するのです。
実際にこれほどクリエイティブな試みはかつてありませんでした。
旧いものを変えるときは抵抗に合うのはどの分野でも同じかもしれません。
しかしいつでもどこでも結局は革命が勝利しているのです。
ワタシはその現実から目をそらさないでという気持ちから守旧派のファンタジーを否定しました。
変わりゆく現実の方が大事だと革命的な視点で現状を歌い上げたのです。
本当にメタル・ミュージックの趨勢がどうなるかは未知でしょう。
それでも変える余地があるものには全部手を付けてみせるという思いがBABYMETALにはあります。
「METAL GALAXY」はインドの伝統音楽から派生したダンス・ミュージックにも挑戦しました。
このアルバムに否定的なコメントをする批評家もいます。
しかし時代の流れに取り残されて惨めな姿を晒すのはいったい誰なのか。
「METAL GALAXY」の絶好調なセールスがすべてを示してはいないでしょうか。
これはセールスが第一という考えではありません。
BABYMETALの勝利のようなものを実感せずにはいられない現実から目をそむけられないのです。
「DA DA DANCE」
ここにメタルの未来の一端が見えます。
もともと身体を揺することとの親和性があるヘヴィメタルの根本に立ち返って変革を企てました。
楽曲に携わった誰もが功労者でしょう。
その中でもMVPはやはり松本孝弘かもしれません。
卓越したギタリストであることをこの難曲を弾きこなすことで証明しました。
すべてこうした現実こそが大事なのだとSU-METALは歌います。
もう守旧派のファンタジーには付き合えないという思いを歌詞に込めたのです。
この曲と歌詞の先に希望を見つけられるような気がしてきます。
ひたすら真っ直ぐに踊れる若さというものもまぶしいです。
BABYMETALは新次元に突入しました。
彼女たちの勇姿に刮目したい思いです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
OTOKAKEとBABYMETALの軌跡
OTOKAKEにはBABYMETALの関連記事がたくさんあるのです。
中でもやはりこの人へ捧げた記事にも目をとおして欲しいと思いご紹介します。
YUIMETALがBABYMETAL時代に遺したエピソードを集めた記事です。
渾身の記事でかなりのボリュームがあります。
水野由結もまた忘れられない星であったことを再確認してみてください。
強調して推したい記事になっています。
【YUIMETAL(水野由結)】BABYMETALでの活躍まとめ!世界中から愛されるゆいの魅力って? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
BABYMETALという「メタル・アイドル・ダンス・ユニット」の「アイドル」の要素を一番に背負っていたYUIMETAL(水野由結)。彼女のグループ脱退は世界中に哀しみをもたらしました。それでもYUIMETALがBABYMETALの大事なエレメントであったことには変わりありません。その足跡をたどってみました。
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