「Hallelujah(ハレルヤ)」ってどういう意味?

「主を賛美せよ」という意味

今回紹介するMr.Childrenの『Hallelujah(ハレルヤ)』。

ハレルヤ」という言葉は皆さん、普段から聞き慣れている言葉だと思います。

欧米の映画や小説などによく使われる言葉ですね。

普段から聞き慣れている言葉ですが、「ハレルヤ」という言葉本来の意味は何なのでしょうか?

そこまではあまり考えないと思います。

「Hallelujah」とはヘブライ語で「主を賛美せよ」という意味になります。

キリスト教のミサ(典礼)で歌われる讃美歌

その中で、神への感謝や強い喜びを表すときに使う言葉になっています。

その表現が一般化し、日常生活レベルの現象においても「ハレルヤ」=「祝福」としてよく使われます。

もともとは、キリスト教のミサで歌われる讃美歌から由来した言葉なんですね。

Mr.Childrenのフロントマンを務める桜井和寿さん。

『Hallelujah』を作詞したのは彼です。

 おそらく桜井さんは「祝福」という意味で「Hallelujah」というタイトルを付けたのでしょう。

『Hallelujah』を聞いてみよう♪

LIVEバージョンで!

【Mr.Children/Hallelujah】結婚式でも人気のラブソング!ファンから愛される名曲☆の画像

まず『Hallelujah』を聞いてみましょう!

動画サイト「YouTube」からこの曲の動画を探してみました。

下にアップしましたので聞いてください。

いかがでしたでしょうか?

ライブバージョンとはいえ、バンドの上手さはさすがです。

序盤はゆるやかで、徐々に盛り上がっていく構成。

音量はあまり大きくないですが、正確かつタイトなリズムを叩いているドラム

ギターのアルペジオパートとスライドギターパート。

蜘蛛の巣をかいくぐるようにうねるベース

そして、何よりもボーカルの存在感が半端ではありません。

ときには抑揚をつけ、ときにはシャウト曲を牽引しています。

ピアノの存在感も忘れてはならないですね!

『Hallelujah』はロッカ・バラード

ロッカ・バラードといえばザ・ビートルズの『ヘイ・ジュード』

【Mr.Children/Hallelujah】結婚式でも人気のラブソング!ファンから愛される名曲☆の画像

『Hallelujah』を音楽の範囲においてカテゴライズすると、ロッカ・バラードになると思います。

ロッカ・バラードの意味は「ロックン・ロールのバラード」という感じですね。

それでは、ロッカ・バラードとはどういうジャンルなのでしょうか?

ロッカ・バラードといわれている曲で一番有名なのが『ヘイ・ジュード』。

言わずと知れたザ・ビートルズ名曲ですね。

ロッカ・バラードの解説は後述するとして、まずは『ヘイ・ジュード』をお聞きください。

いきなり、ポール・マッカートニーのハスキーなボーカルからはじまるこの曲。

1番目に入っている音は、ポールが奏でるピアノとボーカルの2つだけです。

それが2番目、3番目と進行する中で、徐々に音が重ねられていきます。

ジョン・レノンコーラスアコースティックギター

リンゴ・スターが叩くタンバリン

ジョージ・ハリスンのエレキ・ギター

ボーカルのメロディーラインはシンプルです。

しかし、シンプルながらもさまざまなアレンジが施されたボーカル。

例えば3:12秒

それまでのメロディーラインから、ブルージーなメロディーラインに変わっています。

ここが起爆剤となり、ゆっくりゆっくりとクライマックスへ向かうにつれ、曲がふくれ上がります。

そしてクライマックスは4:00秒

Better」を何回も繰り返しながら、メロディーラインは上昇します。

上昇しきったところがクライマックス

そのあとのコーラスは、クライマックスの余韻(よいん)を醒ますためにあるといっても良いでしょう。

これがロッカ・バラードの特徴の1つです。 

次は、以上のことを踏まえて『Hallelujah』の楽曲解説をしたいと思います。

『Hallelujah』楽曲解説

終盤のために準備された歌詞

ここからは『Hallelujah』の楽曲解説をしたいと思います。

参考にする動画は【Hellelujahを聞いてみよう♪】内の動画です。

この曲の聞きどころは歌詞が終わってから

というのは、歌詞がすべて歌われて以降、掛け声の部分から、という意味です。

上記動画でいうと5:14秒~5:15秒のあたり。

桜井さんのシャウトとともにはじまる「ハレルヤ」の掛け声。

この部分が『Hallelujah』という曲のすべてを体現しています。

そして、本当の盛り上がりはここからはじまるといってもよいでしょう。

歌詞があった部分というのはいわば序章で、歌詞に載っていないここからが本章というわけです。

この動画は、ライブということを加味しても、ここからまだ4分近くあります。

その間中、掛け声は「ハレルヤ」のみ。

いかに桜井さんがこの言葉を重視したかが伝わってきます。

 次からはこの曲の歌詞とコード進行を紹介していきます。