息が切れそうな日々に何か
答えを求めては涙流して
自分にとってのただ一つを
今だって掴もうとしてる
出典: 深呼吸/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太
人はその限られた人生の中で、自分で在るためのモノを探し続けているのです。
それは価値感や心情、前に進む勇気といった信念かもしれません。
また、目の前に高くそびえたつ夢や目標などの自分自身のことかもしれない。
さらには、友情や愛、人が持つ感情を使った大きな観念かもしれません。
それらは聞き手によって異なり、それぞれが求める「ただ一つ」なのです。
そしてそれを手にするには長い歳月がかかります。
そこに辿り着くまでには良い思いばかりではないと思うのです。
向かうは明日
辛い日々も夜明けが来る
遠い記憶に 約束交わして
手を振る場所でさ
目の前に差し込んだ 夜明けの合図
繰り返す 確かな呼吸
ほらきっと
昨日の涙の理由が
現実と未来を繋ぐ
出典: 深呼吸/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太
終わりの見えない真っ暗な世界に閃光が差し込んだような描写です。
自分の呼吸を意識しながらひたすらに前に進み続けてきたのです。
過去に流した涙が明日の道標となり、先を照らしてくれる。
これまでやってきたことが無駄ではなかったことの証明なのです。
自分らしい生き方で突き進んでいく。
それはまさに正攻法といえます。
自分の答えを求めて明日も生きていく
存在と深呼吸の現実を前に
挑もうとする心が
間違いも戸惑いも全部 抱き締めて
手にすんだ 必然と望む答えを
一瞬の連続の中で
出典: 深呼吸/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太
最後の最後まで自分の立ち向かう心を肯定しています。
まさに自分自身へのラブソングです。
ネガティブからポジティブへの転換するイメージ。
これを最大限に感じられるのはやはり彼らのリリックです。
ここまで楽曲に説得力があるのは、バンドやメンバーの壮絶な過去があるからです。
何度も乗り越えてきた彼らのリアルな想いが楽曲に反映されています。
自分にとってただ一つの大切なモノを掴み取る物語こそが人生なのです。
そういわれているかのような熱いメッセージが込められた楽曲です。
終わりに
SUPER BEAVERの『深呼吸』について歌詞を解釈してきました!
メジャーデビュー当初から楽曲の持つ前を向かせてくれるパワーは健在です。
その後インディーズ時代を経験し、2020年にもう一度メジャー契約しました。
艱難辛苦して描いた先の未来はやはり明るかった。
彼らがまさにその証明となっています。
今では日本中の音楽フェスに登場し、ライブ会場もソールドアウトの彼ら。
これからますます人々の共感を促し、大旋風を巻き起こしていくでしょう。
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