続いては2番の歌詞についてみていきましょう。
これまでは主人公と彼女"ハイドレンジア"の関係性について歌った歌詞でした。
2番以降もそれが続いていくのですが、ここでは彼女との関係性が少し変わってきます。
始めは、2人はあまりうまくいっていないのかなという印象でした。
しかし、このフレーズを見ると「こんな自分とも彼女は一緒にいてくれる人」という印象だということがわかります。
始めは良い関係ではないのかと感じましたが、2人の絆は強いのかもしれませんね。
強い絆
許し合える ふたりなら 何があっても
出典: 夏のハイドレンジア/作詞:秦基博 作曲:秦基博
二人の絆は強いと前述しました。
自分たちなら、たとえどちらかが相手を傷つけたとしても許すことができるのでしょう。
関係は深いといえますね。
【夏のハイドレンジア】のこのシーンは雨の中に濡れている二人のシーンです。
「雨降って地固まる」ようなことを強調したいからこそ、雨というフレーズを前の部分で出しているのかもしれません。
ふたりの物語とは?
出会えた日から僕の物語は始まった
君とともに 続きを 綴りたいんだ いいかい?
出典: 夏のハイドレンジア/作詞:秦基博 作曲:秦基博
いろいろありましたが、出会っていた時から2人の関係は始まっていたのでしょう。
すぐに2人が結ばれたわけではありません。
これまでさまざまな困難がありました。
しかし、今は結ばれて、これからは2人で過ごしていきたいといっていますね。
未来を見据えての彼からのプロポーズにも感じるフレーズとなっています。
なぜ愛に変わったの?
愛に変わっていく理由
初めての恋が 初めての愛に
確かに変わっていく 今
出典: 夏のハイドレンジア/作詞:秦基博 作曲:秦基博
このフレーズからわかることは、【夏のハイドレンジア】に出てくる彼女は初めて好きになった人だということです。
主人公は、好きだという気持ちから後に愛するということを知りました。
なぜこれまで恋だったのに、愛に変わったのでしょうか?
初めて好きだと感じた時から、関係が深くなっていくにつれて大事に思える人になったのでしょう。
淡い初恋が、人を思いやる愛情に変わったのですね。
一般的に恋と愛は違うといいます。
恋とは一方的に相手のことを好きになること。
憧れや執着も恋にあたり、相手のことよりも自分の気持ちを第一に考えていることでしょう。
一方、愛というのは、相手のことを大切に考えてあげることです。
愛を与えるためには、まず自分が幸せであることが大切ですね。
その上で、相手の幸せも願えるようになります。
例えば、仕事で忙しい相手に対して「なぜ会えないの?」などと攻めるようなことがありますね。
この段階では、まだ自分の気持ちを優先させてしまうので恋だといえるでしょう。
同じシチュエーションでも、相手に対して「会えなくても大丈夫」と思えることが愛です。
この愛というのはお互いの信頼関係がないと成り立ちません。
相手が自分に対して信頼を築いてくれているからこそ、自分自身も相手のことを大切にできるのです。
それが愛なのでしょう。
この部分は、主人公の気持ちが愛に変わっていくことを強く伝えているフレーズとなっていますね。
この時から愛は始まっていた
出会えた日から僕の物語は始まった
出典: 夏のハイドレンジア/作詞:秦基博 作曲:秦基博
恋から愛に変わっていったストーリーですが、出会った時からその運命は決まっていたのでしょう。
彼女と出会えた瞬間から、2人の未来は決まっていたのですね。
それだけ、この出会いというのは貴重だったのでしょう。
その出会いというのは、何か衝撃的な印象があったのです。
彼女と出会うまでは、恋や愛というものを知らなかった主人公。
誰かと出会えた瞬間に、自分の中の価値観が大きく変わることがありますね。
大切な人との出会いというのは、それまで感じたことのない喜びや感動を与えてくれます。
愛に変わっていったと伝えている主人公の恋ですが、始めからこうなるように定められていたのでしょう。
最初で最後の想いとは
僕の最初で 最後のヒロインなんだ 君が
出典: 夏のハイドレンジア/作詞:秦基博 作曲:秦基博