いざ! 行きたいんだ、今すぐ君のもと。
行く途中で 泣きますが! それすらほら「可愛がれ!」
すまん! 走ってくの、でも、遅い! 生霊FLY!
故に胸が いっぱいです 白目むくぞ。
好きはバクハツ!
出典: わがまま新生Hominina/作詞:GESSHI類 作曲:水谷和樹
もう、暴走してしまった”好き”は止められません。止まりません。
「君」の笑顔を想っていたはずの主人公。
果たして今、主人公に「君」は見えているのでしょうか?
もはや主人公ではなく、自己主張の激しい「自分本位の言葉」が多く映ります。
とはいえ、”好き”の在り方の正解は人それぞれ。
溢れ出る気持ちにそのまま従って行動するもよし。
相手のことだけを考えて、自らの感情を二の次にするのもよし。
1人1人にそれぞれ違う答えが存在していていいはずです。
“好き”という気持ちに素直だという点において、主人公は間違っているわけではありません。
目まぐるしく移ろいだ主人公の感情
今回の記事では「わがまま新生Hominina」の歌詞から主人公の感情の変化に注目してきました。
この恋物語を通して、どのように感情が変化していったのか、最後に振り返りましょう。
元々、好きという感情を知らなかった主人公は「君のせいで」好きという感情を手に入れました。
好きゆえに生じる耐えがたい苦しみのある世界を手に入れています。
笑顔が好き、今すぐ「君」に会いたいという「好き」な感情から「大切」な感情・愛へと気持ちが変化していきました。
しかし一転、その感情は自分本位のものになり「可愛がれ」とわがままな感情へと変化しました。
「君」に恋したことで、主人公は様々なものを手に入れています。
とっても甘くて、苦くて、時には周りを見えなくし、時には人を傷つける、「好き」という感情。
さながら、ヒトはその感情を知ったことで生まれ変わったかのような錯覚を生みます。
そう、まさに「わがまま新生Hominina」というタイトルの通りです。
主人公も、好きという感情を知ったことで生まれ変わりました。
果たして、主人公の“好き”という気持ちは「君」に届くのでしょうか。
届いていることを願いつつ、今後も「ぜん君。」の活動に注目していきましょう。
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