「half of me」は10年間温存されていた名曲!

【平井堅/half of me】歌詞を徹底解説!「失われた半分」が指すものとは?切ない失恋の物語に涙の画像

心のこもった歌声が身に染みる平井堅さんの「half of me」。

実は10年も前から存在していた曲だということはご存知ですか?

2009年に初めてライブで披露され、その後10年間ライブのみで歌われていた曲だったんです。

つまり平井さんのライブに行かなければほぼ聴くことができない隠れた名曲

ファンの間では“神曲”と名高い楽曲なんです。

10年も前からこのような深い世界観を持つ平井さんは素晴らしいですね。

今回は、平井堅さんの歌う「half of me」について歌詞を中心に紹介したいと思います。

ドラマ『黄昏流星群〜人生折り返し、恋をした〜』の主題歌!

その「half of me」がついにドラマ主題歌として起用されました。

主題歌となったドラマ『黄昏流星群〜人生折り返し、恋をした〜』

長年恋を諦めていた男女がもう一度恋愛を始める物語です。

「half of me」がドラマ主題歌になり、曲をじっくり聴けるとファンの間でも喜びの声があがっています。

平井さんの曲がドラマにどんな雰囲気をプラスするのでしょうか?

ジャケットの謎

しかしどうしてこの曲のジャケットはこんなにもポップなのでしょうか?

曲を聴くととても切ない失恋ソング

しかしジャケットは子供っぽくて可愛らしい雰囲気です。

曲からはとてもこのようなジャケット写真は想像できないのです。

これは一種のジョークなのでしょうか?

もしかしたら平井堅さんが自分自身をイメージする姿なのかもしれません。

また、この曲に重たいジャケット写真では重すぎると考えたのかもしれません。

残念ながら、リリースした側が何を意図したのかは知る由がありません。

しかしジャケットからは平井さんのお茶目な一面が感じられ、ほっこりとした気分になれます。

失恋がテーマの曲

さて、この曲のテーマは「失恋」です。

失恋して大切な人を失ってしまったときの切ない気持ちが描かれています。

さらに歌詞を見ていくうえで失恋」に加えて「心の闇」というキーワードがポイントになってきます。

平井堅さんの代表曲からは必ずといっていいほど感じられる「心の闇」

「half of me」にももちろん潜んでいますが、どんな風に潜んでいるのでしょうか?

「失われた半分」が指すものとは?

タイトルの意味は「失われた半分」でしょうか。

パッと見たところでは「失われた半分」とは「別れた恋人」の意味だと考えられます。

しかし本当にそれだけなのでしょうか?

「失われた半分」とは何なのか考えながら、切ない歌詞の意味を見ていきましょう。

切なすぎる歌詞の意味

大切なものを失ってしまった主人公

【平井堅/half of me】歌詞を徹底解説!「失われた半分」が指すものとは?切ない失恋の物語に涙の画像

飲み物でも買いに行くように 
君はじゃあねと言った
閉めたドアの音が重く響いて 
この胸を引き裂いた

出典: half of me/作詞:平井堅 作曲:平井堅

別れは突然やってきます。

恋人が言った別れの一言はありきたりな言葉かもしれません。

しかしその別れの一言で、人生が大きく変わってしまうのです。

別れがきたとき。

皆さんは何を感じますか?

もぬけの殻のような感覚を覚える人も多いでしょう。

歌詞には「大切なものが突然なくなってしまったときの虚しさ」が見事に描かれています。

君が置いて行った雑誌には 
コップのシミが出来て
乾いて消えるかと思ったら
あざのように残った

出典: half of me/作詞:平井堅 作曲:平井堅

ここは失恋した気持ちを雑誌についたシミに例えた面白い部分です。

このシミは「心の傷」のような意味だと思います。

しばらく経てばすぐに消えてしまうと思っていたシミ。

しかしそれは消えることなく残ってしまったのでしょう。

そしてそのシミが消えない事、つまり傷が癒えないことに驚く主人公の気持ちが読み取れます。

今後この傷が癒える日は来るのでしょうか?