平井堅のシングル「僕は君に恋をする」とは?

平井堅のシングル「僕は君に恋をする」の歌詞を読み解く♪(動画あり)の画像

「僕は君に恋をする」は2009年10月に発売された、平井堅の通算31枚目のシングルです。

映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」の主題歌となったことでも話題になったこの曲は、映画の脚本を平井堅が読んでから書き下ろした曲です。

「僕は君に恋をする」壮大なMV

「僕は君に恋をする」のMV平井堅がニュージランドの標高2000メートルの雪山で歌っているシーンを空撮した、壮大なMVです。

しかし、MVを探したのですが、ネット上では発見できませんでした。

Ken Hirai Films Vol.12に収録されているのでどうしても気になるという方はこちらでぜひ。

また、上の動画を2分13秒頃から再生していただければ、「僕は君に恋をする」のライブバージョンの一部は聴いていただけます。

全部聴ける動画があればよかったのですが、歌声の美しさはわかっていただけるかと思います。

「僕は君に恋をする」の歌詞解釈

「僕は君に恋をする」は、最愛の人を残して逝く心情を歌った切ないラブソングです。

もしも自分が大切な人を残して死んでしまうとしたら…。また、大切な人が死んでしまったら…。と考えながら聴くと涙が止まりません。

そんな「僕は君に恋をする」の歌詞解釈、ぜひ読んでください。

君の悲しみを代わりに背負いたい

もしも願いが叶うなら
君の悲しみを 僕の胸の中に
注ぎ込んで下さい その痛みならば
僕は耐えられる
未来描く地図も無くしてしまう
ちっぽけな僕だけれど 君を 見つけた

出典: 僕は君に恋をする/作詞:平井堅 作曲:平井堅

「もしも願いが叶うなら」という歌い出しなので、一緒にいたいという歌詞が続くと思いきや、続いたのは「君の悲しみを僕の胸の中に注ぎ込んでください」という歌詞

「僕」のことを愛していたからこそ深く悲しんでいるということをわかりながらも、本当は「君」を悲しませたくない「僕」は自分が代わりにその心の痛みを、悲しみを背負いたいと言っているのです。

また、「未来描く地図も無くしてしまう」というのは、もう一緒に生きていくことも未来を描くことはできないということを言っています。

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「何度でも僕は君に恋をする」

さよなら、ありがとう、好きだよ、好きだよ
さよなら、笑ってよ、泣くなよバカだな

伝えたい言葉は止めどなく溢れる
何度も、何度でも僕は君に恋をする

出典: 僕は君に恋をする/作詞:平井堅 作曲:平井堅

「泣くなよ、バカだな」と明るく言っているように聞こえますが、それは「君」のためで、本当は一緒にいたくて、胸が張り裂けそうなのです。

「伝えたい気持ちは止めどなく溢れる」けど、自分には時間がないことから、全てを凝縮した言葉が「何度も、何度でも僕は君に恋をする」ということなのでしょう。

別れの時になり、何度生まれ変わってもまた君と恋をすると誓う歌詞。

切なさに胸を締め付けられます。

「僕」が死んでしまっても消えない「僕」と「君」が恋をしたという真実

君の願いが叶うなら全て捧げると心から言える

僕がいなくなっても消えること無い
恋色に染まる心君と見つけた

出典: 僕は君に恋をする/作詞:平井堅 作曲:平井堅

「君の願いが叶うなら全て捧げる」と「心から言える」くらいの恋だったのです。

「僕」が死んでしまっても「君」の中に残り続ける、「君」と過ごした思い出や、「君」と恋をしたということ。

それこそが紛れもない真実で、そのための命だったと思えるくらい「君」が大切だということなのです。

君への気持ちは「愛しいじゃ足りない」

さよなら、また会おう、ごめんね、好きだよ
さよなら、笑ってよ、怒んなよ、バカだな
恋しい 苦しい、愛しいじゃ足りない
何度も何度でも僕は君と恋をする

出典: 僕は君に恋をする/作詞:平井堅 作曲:平井堅