神田沙也加&津田英佑【とびら開けて】歌詞の意味を徹底解説！とびらの先に何があるの？二人の世界を紐解く

アナはもう一人ではありません。

長くて暗いトンネルを抜け出し、ようやく幸せが見えてきた気がしました。

今まで一人では扉を開けることができず、扉の前で躊躇していたのです。

いよいよ開かずのとびらを開放させて、心から解放されました。

扉の向こう側には、二人の輝かしい未来が広がっている…！

しかし、残念ながらそう考えているのは、アナだけでした。

ハンスは悪い男です。自分のことしか考えていなかったようです。

アナの気持ちを盗むことに手応えを感じていたことでしょう。

自分の未来のために、アナを利用しようと企んでいるのです。

一人のときは一歩踏み出す勇気すら持てませんでした。

けれどもアナは思いました。二人ならもう、怖いものは何も無いと。

いままで躊躇していたことも、自信を持って行動できそうな気がしていました。

突然のプロポーズ。

確かに唐突でおかしいことです。さすがに怪しすぎるのではないでしょうか。

初めて会ったその日の内にプロポーズをする人なんて、普通は信用できません。

しかし、アナはもうハンスを心から信頼していました。

純粋なアナは、人を疑うことを知らないのでしょう。

さっき出逢ったばかりの男性から突然のプロポーズ。

アナはまさかの即答です。

なんと、ハンスとの結婚にOKを出してしまいました。

そんなにあっさり受け入れてもよいのでしょうか。

それにしても、おかしなことを言うところは本当に似ている二人です。

いいえ、こんな短時間で似ていると思わせたハンス王子の話術が実に見事です。

結婚詐欺師の手口としては、自分にとってこの人が運命の相手だと思わせることがあげられます。

実際アナのように地位や名誉があっても、心に寂しさや迷いのある女性は結婚詐欺に合いやすいようです。

一緒にいると悩みが解消される、気が合う、価値観が同じ。

このように相手に思わせ、結婚願望を持たせることが結婚詐欺師の成せる業なのです。

アナとハンスは偶然の出会いから結婚の約束に至るまで、驚くほどあっという間でした。

共感力があると人と信頼関係を結ぶことができますが、相手を騙す有力な武器にもなるのです。

巧妙な手口で狙ってくる結婚詐欺師に騙されないように、細心の注意が必要ですね。

「とびら開けて」意外にも、「アナと雪の女王」の劇中歌は名曲揃いです。

「雪だるま作ろう」という曲を、知っているという方は多いかもしれません。

アナとエルサは姉妹でありながら、会うことができない寂しい心境を歌った切ない楽曲です。

アナがハンスの話術にコロっと堕ちてしまった一因、心が空虚になった根源に触れることができるでしょう。

「雪だるま作ろう」の記事考察も、ぜひチェックしてみてくださいね。