繰り返されるサビの歌詞は、焦る自分に言い聞かせているだけではありません。

そのままの自分でいても良いのだ、という喜びの言葉にも感じられます。

自分の進んできた道は間違っていないのです。

迷わずにそのまま進んでいれば、いつか答えが見つかります。

神聖な救い

And when the night is cloudy
there is still a light that shines on me
shine until tomorrow
Let it be

出典: Let It Be/作詞:Lennon&McCartneye 作曲:Lennon&McCartneye

【訳】

曇った夜でも

まだ僕を照らす光がある

明日まで続く光が

あるがままに

明日への希望

暗闇の中で「僕」を照らす光、それは聖母マリアのことなのでしょう。

聖母マリアと彼女の言葉は、ずっと自分と共にあるのです。

先の見えない苦しみの中から救われ、明日への希望が生まれています。

I wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be

出典: Let It Be/作詞:Lennon&McCartneye 作曲:Lennon&McCartneye

【訳】

僕が音楽の音色で目覚めると

聖母マリアが僕の前に現れて

賢明な教えを授けてくれた

「あるがままに」と

宗教的な曲

音楽と共に現れた聖母マリアは、とても神々しかったことでしょう。

そんな聖母マリアは、人生を変える言葉を与えて救ってくれたのです。

教会を思わせるオルガンの音色も、神聖な雰囲気をさらに増しているのではないでしょうか。

この曲は宗教的な意味のある曲であるとも捉えられています。

ポールにとっての【Let It Be】

数あるThe Beatlesの曲の中でも、この曲はポールにとって思い入れの深い曲の一つでした。

ソロでも演奏している

The Beatlesを脱退してから、ポールはソロのミュージシャンとして活躍しています。

彼はソロになっても、度々コンサートで【Let It Be】を演奏しているのです。

日本で来日公演を行った時にも、他のThe Beatlesの曲と共に披露しています。

Maryは聖母マリアではなかった?

実は、この曲の「Mary」は聖母マリアのことではないとポールが語っていたという説もあります。