IZ*ONEが活動するにあたって、当然事務所はビジネスとしてどうなのか?という視点を挟んできます。
自分たちの純粋な気持ちに、大人たちの意見が色々と入ってくれば、葛藤もあるでしょう。
しかし、IZ*ONEのメンバーはそんな考えを「Memory」を歌って吹き飛ばしているようです。
純粋な気持ちであふれる「Memory」のサビ
힘들었던 시간은 이제 사라져 버리고
밝은 빛이 되어 노래 할게 널 위한 Harmony
너무나도 소중하게 꿈꿔왔던 비밀의 시간
너와 나 (우리가) 간절히
기도 했잖아
出典: Memory/作詞:BOOMBASTIC, So Jay 作曲:BOOMBASTIC
“辛い時は消えていって
照らす光になって歌う、あなたのためのHarmony
とても大事に夢見ていた秘密の時間
あなたとわたしが心の底から
祈ったでしょ”
苦しい時期を乗り越えてアイドルとして脚光を浴びるようになったときの素直な気持ちだと思います。
これからは、今まで支えてくれたファンに歌声を届け、恩返しをますというメッセージです。
サビの歌詞で特に意味深なのは“秘密の時間”というワード。
恋人や、特定の誰かに向けた言葉にも感じられますが、それは表向きだと思います。
昔から応援してくれた1人1人のファンとの繋がり。
それをこれからも大事にしていく気持ちを歌っているのではないでしょうか。
メンバーとファンという大きな括りではなく、メンバーやファンの数だけ絆があります。
「Memory」ファン冥利に尽きるような楽曲なのです。
少しだけ変化を加えた2番の歌詞
조금은 철없던 꿈이라 웃을지 몰라
그래도 소중했던 추억들
出典: Memory/作詞:BOOMBASTIC, So Jay 作曲:BOOMBASTIC
“少し幼稚で笑ってしまうかも
それでもいい、大切な思い出だから”
「Memory」は1番と2番の歌詞がほとんど変わりません。
Aメロの最後だけ少し表現が違います。
ただ、この部分も過去の自分を強く肯定する気持ちを歌っているのは同じ。
「あのときは幼稚だった」と過去を否定するのは簡単です。
しかし、以前の自分たちを支えてくれた人もいたはずです。
そんな人々を絶対に否定したくないという気持ちもあるのでしょう。
なぜ1番と2番がほとんど同じ歌詞なの?
素敵な歌詞なので、繰り返して印象付けたかったという意図もあるでしょう。
しかし、それだけではないような気がします。
「Memory」は、頑張ってきた自分と、これまで支えてくれたファンへの感謝を歌っています。
ストレートな歌詞を、メンバーそれぞれが自分の声で届けていることに大きな意味があるのだと思います。
だからこそ、あえて1番と2番を同じ歌詞にしたのではないでしょうか。
辛さから前向きな気持ちに変わる瞬間を歌うCメロ
참 많이 아프던 순간들
또 많이 기다린 시간들
때로는 주저앉아 쉬고 싶을 때
희미한 별빛이 꿈꾸면
언젠가 밝게 빛날 거야
그렇게 믿으며 나 힘을 낼 거야
出典: Memory/作詞:BOOMBASTIC, So Jay 作曲:BOOMBASTIC
“本当にとっても辛かった
長い間ずっと待っていた
座り込んで休みたいときもあった
わずかな星の光でも夢を見れば
いつか光り輝くでしょう
そう信じて精一杯頑張るわ”
Cメロはストレートでドラマティックな歌詞です。
ずっと前向きで頑張ってこれたわけじゃないという素直な気持ち。
ネガティブな表現から一気にポジティブな歌詞にチェンジしているのが印象的です!
今はちっぽけな存在でも、頑張り続ければトップに立てる。
IZ*ONEのメンバーたちは、そう自分自身に言い聞かせてここまでやってきたのでしょう。
「Memory」のテーマは?
「Memory」という楽曲のテーマは何なのでしょうか。
ここまで見てきた歌詞の内容から考えてみましょう!