主人公は大きな挑戦をしようとしている
誰にも解けない謎がある 吹き出した風に震えてる
この迷路をほどいてやる
出典: ニワカ雨ニモ負ケズ/作詞:Tatsuya Mitsumura、Shotaro Tsushima 作曲:Tatsuya Mitsumura
「誰にも解けない謎」というのは、きっと未来なんて誰にもわからないということ。
主人公がいくら順序を無視したような付け焼刃のやり方をしていたとして、それでは彼が花開かないなんてことは誰にもわかりません。
そんなどうなるかわからない未来に対して震えながらも挑もうとする主人公。
きっと彼は普通の人がやらないような大きなことに挑戦しようとしているのではないでしょうか。
だからこそ、普通なら踏むべき順序を無視したりするのかもしれません。
だからこそ今を噛みしめないといけない
君が笑った 明日は雨かい?
聡明な光が チカチカヒカル
目を凝らさなくちゃ 未来が変わってしまう前に
きっと きっと今をさらっていく
出典: ニワカ雨ニモ負ケズ/作詞:Tatsuya Mitsumura、Shotaro Tsushima 作曲:Tatsuya Mitsumura
珍しいことが起こると雨が降るなんてよく言いますが、ここで笑顔を見せたその人はなかなか笑わない人なのでしょうね。
その人が笑うこともあるように、次の瞬間に何が起こるかなんて誰にもわからないこと。
だからこそその瞬間起こったことというのはどれも貴重で、今を噛みしめないといけない。
そんな想いがここでは歌われているように感じます。
どんな相手でも手を抜かない!油断は禁物
グーはパーに負けまして チョキはパーに勝つ
後出ししようとしたら 非常ベルが鳴る
出典: ニワカ雨ニモ負ケズ/作詞:Tatsuya Mitsumura、Shotaro Tsushima 作曲:Tatsuya Mitsumura
今度は1番冒頭で歌われていたようなことが、じゃんけんに例えて歌われていますね。
この例えは誰かに勝てたとしても、その誰かより劣る人に負けることもあるということを表しています。
相手が格下だからといって、油断は禁物だということを言いたいのでしょうか。
かと言って後出しのようなインチキな方法で勝とうとする人は風上にも置けない。
どんな相手に対しても全力で真っ向勝負するべきだということでしょうね。
五十手先を読む偏屈ぶりは主人公と対をなす人物?
五十手以上も先を読んでる 入念なスタイル
地球の異分子な君に どう言ったって無理
出典: ニワカ雨ニモ負ケズ/作詞:Tatsuya Mitsumura、Shotaro Tsushima 作曲:Tatsuya Mitsumura
真っ向勝負をするにしても、五十手以上も先を読んでいるというのはさすがにやり過ぎな気がします。
五十手以上も先なんて、相手にしても想像していないのではないでしょうか。
この偏屈ぶりを発揮する人物は1番の主人公とはまた違う人のイメージ。
対をなす人物がいるのでしょうね。
1番2番を合わせて、2人がお互いの価値観で言い争っているような印象を受けます。
大きな挑戦を前にして
怖くても絶対に逃げないという堅い意志
盾に強固な錠をかけてんだ 矛握ったこの手は湿ってる
笑われたって構いやしないのさ
出典: ニワカ雨ニモ負ケズ/作詞:Tatsuya Mitsumura、Shotaro Tsushima 作曲:Tatsuya Mitsumura
盾に錠をかけているのは、手が震えて落としてしまわないように。
矛を握った手が湿っているのは、冷や汗をかいているからでしょう。
主人公は大きなことに挑もうとしているものの、怖くて仕方がないのです。
だけど怖くたって、絶対に逃げ出さない。
それが例え人に笑われるようなかっこ悪い手段でも、逃げることだけは絶対にしないという堅い意志がこの部分から感じ取れます。