【ショコラ/E-girls】甘く切ない恋愛を描く歌詞の意味を解釈！ボーカルのパート割も公開！

彼の声も笑顔も、すべての記憶をずっと残していきたい、と強く思っていますね。

「今日くれたもの」という言葉から、一日一日少しずつ違う彼の一面を大切に心に刻んできたのでしょう。

いつ逢えるかわからない彼との再会を望みながら、彼の些細な記憶も留めておきたい気持ちが表現されています。

ここで、彼に恋する気持ちをチョコレートに例えています。

恋には、「好き」な気持ちで満たされた「甘い」部分と相手と想いがすれ違う「ほろ苦い」部分がありますよね。

そして形のあったものが、溶けてなくなっていく現象も「切ない恋」にリンクするイメージがあります。

タイトルを「チョコレート」のフランス語「ショコラ」と名付けているところが、この歌詞の主人公が可愛らしい女性であるイメージを感じさせます。

大好きな人と一緒にいられるだけで、目に映るすべてのものが輝いてみえるものですよね。

「夢みたい」というほど、幸せにあふれた時間を過ごしていた彼女。

そんな時間がいつまでも続くことがない現実はわかっていて、目を背けて考えないようにしていたようです。

すべてがキラキラした夢のような世界から、現実に戻ってしまう怖さは計り知れないもの。

夢の時間が1日でも1分でも、ほんの少しでも長く続いてほしかった、という強いメッセージが込められています。

別れてしまった彼にネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉で語りかけたいという意思が表れています。

そうすることで、また新たな気持ちで彼を再会できると考えているのですね。

「そうきっと」というフレーズが2回続くことで、「ありがとう」が再会のためのキーワードとなると同時に、希望を持って再会できることを強く信じていることがわかります。

「好きで好きで好きすぎて」という、恋する可愛らしい女性の言葉が印象的です。

イントロのフレーズの繰り返しとなりますが、最初は幸せな時間に浸っていたかったという内容から、ここでは「手を離さなくちゃ」と自分を戒めています。

最初は甘くて美味しく、幸せな気持ちにさせてくれるチョコレートが、恋愛の始まりと幸せな時間と重なる一方、だんだん溶けてなくなる様子は、終わっていく恋を連想させます。 

そして恋愛の香りがいつまでも消えないことをチョコレートのフレーバーにも例えています。

ここでまた最初のフレーズが繰り返されます。

ボーカルが変わることで、同じフレーズでも印象が違って聞こえますね。

とにかく別れた彼への想いが強く、忘れられない恋ではありますが、主人公は決してネガティブではなく、ポジティブに彼との再会を待ち望んでいます。

恋愛や自分の気持ちをチョコレートに例えることで、たとえ別れが訪れたとしても、「恋愛」がいかに女性の人生の中で素敵なものかをテーマとしているように感じられます。

こちらの楽曲はライブでもよく披露されています。

普段は軽快なダンスナンバーでクールでカジュアルなイメージのあるE-girlsですが、一転して女性らしい衣装でしっとりと歌い上げるメンバーの姿も必見です！

ぜひライブDVDもチェックしてみてください！