サビと共に雨も降りだす
願うは
数多の夜抱き締め 生まれ来る陽のように
君の側に寄り添い 全て照らしたい
嘆く激しい雨打たれても
枯れることのない愛が 僕らを導くから
あの日の約束だけは信じ続けて
出典: NEVER SURRENDER/作詞:水樹奈々 作曲:加藤裕介
サビに呼応するように水樹さんが乗る車に一斉に振り出した土砂降りの雨が車窓に打ち付けていきます。
部屋の中にいる水樹さんも歌詞を口ずさむことで、曲は最高潮の盛り上がりになりました。
そして間奏に入る間際に映される、2人の水樹さんは互いに窓に手を触れるという印象的なシーン。
「NEVER SURRENDER」は「僕」という一人称と「君」という二人称が登場します。
この2人の水樹さんは彼らを表しているようにも感じられますね。
間奏は雨の中でも力強く演奏を続けるピアニスト達の姿が映し出され、次の場面へとつながるのです。
便せんに綴られた歌詞
場面は手紙へ
人はいつも失くしたもの追いかけては憂いて
戻れない「もしも」に踊らされ蹲る
出典: NEVER SURRENDER/作詞:水樹奈々 作曲:加藤裕介
歌詞が2番に入ると、部屋にいた水樹さんが万年筆をとって便せんに文字を書き始めます。
冒頭のピアノに置かれた手紙になるのでしょう。
外では変わらず土砂降りの雨が降り続いていました。
車に乗って歌い続ける水樹さんと場面を入れ替えながら筆が進んでいきます。
便せんに落ちる涙
尊いほど 眩しいほど 傷口は癒えずに
永遠という名の(desired place)明日ばかり探した(seeking answer)
今日という真実 向き合うこと怖くて…
出典: NEVER SURRENDER/作詞:水樹奈々 作曲:加藤裕介
2番のサビに入る寸前に手紙を書く手が止まり、便せんに涙が一粒こぼれ落ちました。
そして、便せんに綴っていた字が丁度歌っている歌詞であることが判明します。
力強く歌う2人の水樹奈々
誓うは
泉のように溢れる 君と描く未来を
無常に巡る時間に壊させはしない
それは、ただ一つの居場所を守るための決心-始まり-
もう目を逸らさないよ
目指したこの道の果て 何が待っていても
出典: NEVER SURRENDER/作詞:水樹奈々 作曲:加藤裕介
2番目のサビは特に前半、手紙を書いていた水樹さんが中心になって歌い始めるのです。
雨の中で演奏する奏者達の曲に合わせ、二人の水樹さんが情熱的にサビを歌い上げて動画は終了します。
燃え上がるような強さが「NEVER SURRENDER」の魅力
困難があっても貫く「君」への想い
「君」という二人称の相手を強く想っている歌詞が「NEVER SURRENDER」には綴られていますね。
どんなことがあっても、「君」の光を消させはしない。
たとえ辛いことがあっても、その先にある僕達の未来は絶対あるのだから。
これだけの短い歌詞でも曲の熱さが伝わってきます。
「君」を守ろうとする「僕」の熱い不屈の心が「NEVER SURRENDER」のテーマとなっています。