シュフが挑み続ける「道」
戦士のごとく戦う
《主夫/主婦》は攻める 鋭き刃は トマトをも潰さず 華麗に切り分ける
《主夫/主婦》は守る 鋭き眼は 特売品を見逃さず 家計を支える
出典: シュフノミチ/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史
シュフの戦は攻守どちらも攻略してはじめて勝利することができます。
包丁というシュフの必須アイテムを駆使すれば、切りにくい野菜No.1のトマトだって敵ではありません。
スーパーの特売チェックスキルをフル稼働させ、食費を抑えて家計を守る姿はまるで民を護る戦士のようです。
包丁テクニックのような技術的な家事スキルと、家計管理のような頭脳的な家事スキルを戦の攻守で例えるサビ。
シュフが家庭という世界で戦っていることを的確に表しているといえます。
誰も止めることができないシュフの極み
《主夫/主婦》は駆け抜ける あの街この街 ママチャリ走らせて
《主夫/主婦》は止まらない そして極め続ける 《主夫/主婦》の道
出典: シュフノミチ/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史
Aメロの解説でも書いたように、シュフは家事をお休みする日はありません。
そのため、24時間365日家事に奔走しているシュフがたくさんいます。
子どもの送迎や、安いスーパーやドラッグストアをはしごする買い物など、自転車で街を駆け巡る日々。
誰も止めることができない「究極のシュフ」を目指すシュフの熱い姿が描かれています。
シュフがいるから家族の平和がある
混沌とした現代の救世主こそシュフ!
アレもコレもソレもどこもかしこも 汚れきってる
それでも《主夫/主婦》は 真っ白に洗い上げてく
今日も明日もいつも世界は何か 腐ってやがる
それでも《主夫/主婦》は 食材を腐らせず使い切る
出典: シュフノミチ/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史
社会は完ぺきに綺麗なものだとはいえません。
ふたを開けて見てみれば、目をそむけたくなったり憤りや悲しみを感じることばかりです。
そんな腐り汚れた世界で家事をこなすシュフは、いわば世界を救う救世主のようだと歌われています。
真っ白だったTシャツにケチャップのシミや泥はねがあってもなんのその。
漂白剤やシュフの知恵をフル稼働させ、まるで新品のような白さを取り戻させます。
冷蔵庫のなかの食べ物は消費期限を完全に把握。
「気付いたら日切れしていた……!」なんてことも滅多にありません。
日々汚れや腐敗から家族を守るシュフの姿は、まるで世界を護る勇者のようです。
シュフが極めた道の先に待っているものは……
時が過ぎゆく前に
とがないと 今日炊く白米を
押さないと 炊飯器のボタンを
《主夫/主婦》の守る家が そこにあるなら
家事(たたかい)の日々は終わらない
出典: シュフノミチ/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史
「シュフノミチ」では、1番の歌詞から一貫してシュフが家事に奮闘する様子が描かれています。
シュフはなぜそこまでシュフ道を極めるために進み続けることができるのでしょうか?
その理由はとてもシンプルなものです。
すべては、愛する家族の健康と笑顔のため。
そのためならば面倒なお米研ぎも毎日こなします。
たとえ終わりが見えない家事という戦だったとしても、大切な家庭を守るために歩みを止めない。
それが日本のシュフなのです。