西野カナ「missing you」の歌詞を解説！あなたがいなくて寂しい…眠れない夜を抱えるあなたへ

流れるような悲しみにさらされた後、時間はゆっくりフェードダウンしていきます。

立ち止まれる余裕が出てくるとようやく実感を持って受け入れる状況に移行するでしょう。

このまま終わりがないと思われた悲しみも徐々に間隔が広がっていきます。

戻りたい。

戻れない。

戻れないから前を向いて。

人は強い生き物です。

どんな悲しみや、どん底の苦しみからもやがて立ち上がる力を持っています。

今はまだ不確かだけれど。

まだ今すぐに方向転換をすることはできないけれど。

きっと歩き出せるはず。

そんな気持ちが徐々にでも芽生え始めるとき。

そうして人は新たなステージを目指すことができます。

人は忘れる生き物です。

覚えておきたいことや、その必要のあることさえ忘れていきます。

それは生きるための手段でもあります。

本当に嫌なことやつらいことを抱えたままでは生きていけないからです。

これから先、よりよく生きるために忘れなければならないこと。

忘れてはいけないこと。

主人公は彼のすべてを忘れたいと思っています。

その一方で感覚の中に彼を残しておきたいと思っています。

いずれ癒えていくであろう傷とともにつらい思い出は消えるでしょう。

そして、あのとき確かにあった「愛」。

それだけが、確かなぬくもりとして彼女の中に生き続けます。

忘れられない思いを主人公はどのように消化するのでしょうか。

彼女の想いを読んでみましょう。

過去を思い返し、やり直されたならと思うときの心理には二つあります。

本当にやり直したいと強い後悔を持って思うとき。

もう一つは、過去の自分を受け入れられたときです。

主人公は手放した恋人を想いながら、過去の想いでとして受け入れようとしています。

あのとき、ああしておけばって今でも思うよ。

眠れぬ夜を乗り越え、静かに新しい幕開けが近づいています。

西野カナの歌うmissing youの歌詞を独自目線で読み解いてみました。

いかがでしたでしょうか。

恋をするということは楽しいことばかりではありません。

悲しいことや乗り越えなければいけないこともたくさんあります。

恋は必ずしも報われることはなく、恋に正解はありません。

それでも人はまた恋をして、楽しんで傷ついて、起き上がります。

人生の中で眠れぬ夜は何度もやってきます。

それはやがて強さとなって、生きる支えとなるでしょう。

主人公も今回のつらさを想い出に変え、きっと素敵な女性になっていく。

それが恋の醍醐味でもあるのです。

西野カナの失恋の世界にもっとひたりたい！と思う方へ。

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