ファンとの関係で音楽の素晴らしさを体現
公園を歩くメンバーを中心に少しずつ集まってくるファン。
1人1人と笑顔でハイタッチを交わす姿が微笑ましいですね。
クライマックスを飾る、ファンに囲まれての演奏シーンは圧巻。
徐々に押し寄せてくるファンの波に、メンバーとの一体感を余すところなく感じられる内容となっていました。
SONYが彼らをタイアップに選んだのは、SUPER BEAVERがファンとの関係で音楽の素晴らしさを体現しているからではないでしょうか。
仲間に向けられる愛とは?歌詞を解釈
願っていたことが当たり前に
知りたかった最高も
知ってしまえば最低限に
どうしたって満足は
出来ないようになってるみたいだ
出典: ラヴソング/作詞:柳沢亮太、渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
慣れとは恐ろしいものです。
この歌詞を表すのにわかりやすい例を挙げるなら、生活水準でしょうか。
生活水準は一度上げてしまうと下げるのが難しいと言われます。
「あんな生活してみたいな」と思っていたことが、叶えてしまえば当たり前に。
人間とはなんと欲深いのでしょうか。
それを「そんなもんだよ」と言ってしまうSUPER BEAVERも、いかにも人間らしいですね。
正しさは人それぞれ
良し悪しって簡単に
決められない気もしてるけど
大事だって思うのは
何が大事か忘れないこと
出典: ラヴソング/作詞:柳沢亮太、渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
何が正しくて何が間違っているかはまさに十人十色。
人の数だけ違った正義があるものです。
ここで歌われるのは、大切なのは自分にとっての正しさだということ。
それを忘れて他人の言う正しさに流されてしまうのは、自分のための人生ではないですよね。
あぁ 人知れぬ涙のその悲しさとか
あぁ 差し出された手の優しさだとか
出典: ラヴソング/作詞:柳沢亮太、渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
悲しさや優しさから感じたものを詳細にわかるのは、感じた本人だけです。
だから第三者からその人にとって大切なものは測ることが出来ません。
自分にとっての正しさは何かということをしっかり持っていることが大切だと伝わってきますね。
集約されるのは
僕が出会ったあなたには
僕の大事な仲間には
シアワセになってほしいんだ
シアワセであってほしいんだ
誰も知らないところでさ
懸命に戦ってるだろう
シアワセになってほしいんだ
シアワセにあってほしいんだ
出典: ラヴソング/作詞:柳沢亮太、渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
ここまで呼び掛けていた言葉は全てこの部分に集約されるのでしょう。
仲間に幸せであってほしいという想いが描かれます。
人の幸せを祈ることは出来ても、幸せかどうかを決めるのは本人次第です。
だからこそ、この曲には芯に呼び掛けるような言葉が綴られているのですね。
誰かが何かを言おうとも
誰が何を言うかならば
飛び切りの愛をこめて言おう
あなたがシアワセでありますように
出典: ラヴソング/作詞:柳沢亮太、渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
「勝手に言わせておけ」はよく使われる言葉ですが、そうは言っても気になるのが人間の心理。
そこに「そんなに人が言ったことが気になるのなら、俺が声を大にして言ってやる」とでも言うような彼ら。
人の弱さをも包むような力強い言葉ですね。