注目度上昇中!素顔の知らない、炭酸系バンドの第3弾アルバムリリース
はじけるようなすがすがしさと、なつかしさを感じさせるサイダーガール。
「エモい」という言葉がぴったりの彼らのアルバム【SODA POP FANCLUB 3】に注目です。
3枚目のアルバムとなりますが、全曲どれをとっても炭酸系バンドにふさわしい仕上がり。
その1つ1つを丁寧にみていきましょう!
あなたのお気に入りの楽曲はどれですか?
独特の世界感。忘れない想いを抱いて羽ばたく1曲「飛行船」
初めて描いた夢のこと いつかは忘れてしまうもんかな
それが僕のすべてだから忘れられるわけもないよな 君はどう?
ほら何処までも飛べる飛行船が 僕たちの心に泊まったなら
旅立ちの合図を鳴らすから 夢の続きでまた夢見よう
口ずさむメロディーは未来地図に 掻き鳴らすEコードはコンパスに
流線形に想いを乗せたら 君の顔が浮かぶのはどうしてなんだろう
出典: 飛行船/作詞:知 作曲:知
飛行船に乗ってどっかに行けたらいいのに…。そんなに風に全てを忘れたいほどの失恋ソング。
歌詞の出だしからも、夢に向かって走り出したい気持ちの歌と思いがちですが、失恋の歌です。
失恋後になかなか新たな1歩を踏み出せずにいる複雑な気持ちが描かれています。
歌詞に出てくる「僕たち」は、自分と元カノのことを指していて、かつて2人は恋人でした。
そして付き合っていた時に話をした夢のことを思い出しています。
一緒に叶えたい夢がたくさんあったけれど、叶えられない気持ちが切なく出ていますね。
そして新たな夢に向かって走り出そうとする主人公。
いつでも元カノのことを思い出してしまうぐらい好きだった気持ちを表しています。
中でもおすすめな2曲はこちら!
【ばかやろう】
いつか最低なことに出会ってくんだろう
涙の数だけじゃ強くはなれないけど
最低なことにきっと出会ってくんだろう
いつだって俺が笑い飛ばしてやる
出典: ばかやろう/作詞:知 作曲:知
「ばかやろう」と大きな声で叫びたくなるほど、日頃うまくいかないことが多い現代。
正解も分からずにどうすればいいのかと悩んでいる人も多いはずです。
同じことの繰り返しの日々の中で飽き飽きすることもありますね。
何の問題もなく過ごせている平凡な毎日に、少しずつ幸せを感じ始めている自分がいて戸惑っているのです。
平凡で問題のない日々に満足していて、でもこの満足がずっと続くはずはないとも知っています。
1つずつ壁を乗り越えて、1歩ずつ大人になっていく姿を描いている「ばかやろう」。
サイダーガール【ばかやろう】歌詞の意味を解説!大人になるってどういう事?最低なことに出会った時は…? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
2019年12月にリリースされた「ばかやろう」は「SODA POP FANCLUB 3」のアルバムに収録されています。タイトルとは裏腹に内容は爽やかな青春ストーリーが歌われています。彼らの歌う「大人」や「最低なこと」とは何なのか?サイダーガールが歌い上げる青春を徹底解説していきます。
【クライベイビー】
さあフルボリュームで 飛ばしてゆけ
その羽でゆけるさ ティンカーベル
あなたが笑うように
不器用なステップでも踊ろう
ネバーエンドユー
出典: クライベイビー/作詞:Yurin 作曲:Yurin
「泣いている赤ちゃん」、「泣き虫のこども」のどう解釈するかで、曲を聴くイメージも変わります。
今回は「泣き虫のこども」で解釈してみましょう。
子どもは嫌なことがあって泣くと、そのまま寝てしまうことが多いもの。
起きるとなぜか気持ちがスッキリし、少し大人になったと感じてしまう部分がありますね。
泣いていた時はとても落ち込んでいるのに、次の日になると昨日のことが嘘かのように全力で走り出す。
そんな泣き虫な子どもの様子と、それを愛おしく見つめるのは親目線でしょうか。
全力で走り出す姿を、歌詞の中ではティンカーベル(妖精)を子どもに見立てて歌っています。
そして伝わってくる想いは「子どもはいつでも親の妖精」だよ。
そんなやさしさにあふれた歌詞が魅力です。