前の部分の歌詞で、トレーナーはびしょびしょに濡れていて、それが乾くまで2人は抱き合っていたと書かれていました。
夏でお天気が良ければ3~4時間くらいでトレーナーも乾きそうです。
昼下がりにから3~4時間というと、19時前後になりますね。
抱き合っていた2人が目を覚ますと、遠くに雷鳴が聞こえているわけです。
彼らを濡らした夏の通り雨は、彼らが目を覚ます頃に遠くに夕立を降らせていたのかもしれません。
ただ彼女は雨の後、窓から虹を探すような“幸せ探し”が上手な女の子だったんでしょうね。
そして彼はそんな彼女の無邪気さを、今でも覚えているのです。
“白くうかんだ水着のあと”だったり“窓辺から顔を出す光景”と一緒に。
もつれた糸を 引きちぎるように
突然ふたりは 他人になった
ぼくらには できなかった
大人の恋は どうしても
出典: https://twitter.com/XTdabefn/status/903121199189786624
いくつかの恋愛を経験して、少しずつでも恋人との距離のとりかたを学ぶと、少しのケンカや行き違いを丁寧にほぐしていく力も身に着いたりします。
しかし若い2人にはどうしてもそれができなかったのです。
彼らは“もつれた糸”にたとえられる“ほどくのに繊細な配慮の必要な関係”を引きちぎることしかできなかったのですね。
きっと2人が若すぎて、純粋過ぎて、自分の気持ちのコントロールができず相手を傷つけることしかできなかったのかもしれません。
恋はいくつになっても人をいつもより子供にしてしまいますから、そもそも若い2人には大人の恋をするのは至難の業だったでしょう。
こうした苦い恋の想い出を、この楽曲では“わがままは男の罪”・“それを許さないのは女の罪”と歌ったんですね。
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