Sonar Pocket【flower】全曲解説！「宝物」と語る10周年記念アルバムの全貌を見よ！

「涙雪」はmattyのテクニックが光る、センチメンタルな失恋ソングです。

失恋した直後の孤独感と、雪の儚げな情景が見事にマッチしています。

2人で歩めない時間なんて続かなくても良いのだと、そこまで思いつめているのです。

こんな気持ちを経験したことがある方もいるのではないでしょうか？

雪のように音もなく落ちる涙の様子がありありと浮かびますね。

深い感情表現が得意なSonar Pocketの「本気」が伝わる、静かな楽曲です

「一生一瞬」は情報番組「スッキリ！！」のテーマソングに起用されました。

この曲にもSonar Pocketが考える「宝物」が描かれています。

生命の儚さと、その儚さの中で輝く恋のキラメキは、忘れてはいけない本当の「宝物」なのかもしれません。

そのキラメキの先に見える恋人ももちろん大切な宝物。

目をそらさず一生懸命大切にしていきたいという強いメッセージが込められた、超ストレートなラブソングです。

この曲が好きな2人なら、一生を添い遂げられるのではないでしょうか！

サンバ調の勢いのあるパーカッションから、ko-daiのスッキリとしつつも鮮やかなボーカルが心地よい「恋運命」。

漢字が多めに使用された歌詞は、これまでのSonar Pocketとは一風変わった印象を受けるのではないでしょうか？

それでも日本語としてのリズムが心地良いのは彼らの真骨頂。

曲と一緒にどこまでも飛んでいけそうなナンバーです。

運命の相手とも、どこまでも飛ぶことができたら…。そんな意味も込められているように感じます。

冒頭で歌われる真っ直ぐな言葉が印象的な「つぼみ」。

それを突き刺すことなく、ふんわりと包み込むように届けてくれるナンバーです。

まだ咲き切っていない蕾に対して、何があっても前向きに花を咲かせて欲しいと願う歌詞が背中を押してくれるでしょう。

表題曲である「flower」にも開花を連想させる歌詞が使われています。

もしかすると「flower」の前置きとして考えられた曲なのかもしれません。

落ち着いたメロディに乗せてこれからの2人の未来を願う「flower」。

Sonar Pocketらしい素直でストレートな歌詞の中に、大切にしたいメッセージがしっかりと込められています。

大事な場面をともに乗り越えてきた2人のプロポーズをイメージさせる曲です。

2人の未来の確かな歩みを祈るように、静かに流れていく音の数々。

すれ違いが多すぎて疲れてしまった方にとっては、何か大事な宝物を思い出すきっかけになるかもしれませんね。

「つぼみ」のアンサーソングとしても考えられるので、この2曲はしっかりとリピートしておきたいところです。