「シーズンワン」

アルバム収録曲

the shes gone【シーズンワン】歌詞の意味を解説!一途な想いはいつ届く?切ない恋心を紐解くの画像

「the shes gone」の楽曲「シーズンワン」は、アルバム「MORE」に収録されています。

「MORE」はオリコンで78位を獲得しました。

ジャケットの温かみのある写真も印象的です。

MVはこちらから!

2019年10月に公開されたMVも、併せてご覧ください。

歌詞の内容に沿うような映像が、曲の雰囲気をますます盛り上げてくれます。

曲のストーリーを味わおう

主人公は片思い

君は僕をどう思ってるのかな
そう思って 半年経つのに
ねえ 君も同じ想いだったりして
んん、どうか そうありますように

出典: シーズンワン/作詞:兼丸 作曲:兼丸

いよいよ歌詞を見ていきましょう。

まず、この曲の主人公はどんな人物なのでしょうか?

ずばり男子学生だと思われます。

MVにも、少女に想いを寄せる少年が登場していますね。

主人公が想いを寄せる「君」とは同じクラスのようです。

これは歌詞から読み取れます。

また、複雑な想いを抱いていることから、少なくとも中学生以上ではないでしょうか。

単なる「好き」「嫌い」ではなく、相手の周りのことまで気にかけているからです。

これは精神的成長とともに、視野が広がらないと考えづらい事柄だと思われます。

主人公は、歌詞に登場する「君」に恋心を抱いています。

しかし、まだ相手に気持ちを伝えてはいません。

相手の気持ちが自分に向いているか、1人で考えている状況です。

「理解を超える」ってどこ?

理解を超えた場所で思う
君が彼女なら それだけで良いんだ
くだらないことですぐに笑う
あぁ、君がいればなぁ

出典: シーズンワン/作詞:兼丸 作曲:兼丸

歌詞に登場する「理解を超える」という表現も見ていきましょう。

一体どんな場所のことをさしているのでしょうか?

これは、物理的な場所ではなく「心」のことをさしています。

多くの人は、物事をまず頭で理解しようとします。

目の前で起こった出来事の意味を考えて、思考で処理しようとするのです。

「理性的」と表現しても良いかもしれません。

しかし、私たちが物事を理解するためには、理性だけが必要なわけではありません。

心を取り残してはいけないのです。

心は直感を司り、「第六感」や「虫の知らせ」など、理性を超越した情報を伝えます。

日常的には、「感情に流されるな」と言われることもあり、心は邪魔者扱いです。

しかし深い知識深い感覚は心の領分。

理性では説明できないこと、理性では誤魔化しきれないことを、心は知っています。

恋心もそのうちの1つといえるでしょう。

主人公は、理性的に「君」が好きなわけではないようです。

「君」の地位や、お金や、自分にもたらす利益を見ているわけではありません。

主人公は「君」の人間性に恋しているのです。

人間性を、理路整然と説明するのはなかなかに難しいもの。

心で感じることは、説明を受ける前から力強いからです。

証明する必要も感じないかもしれません。

「君」が彼女になってくれたら。

主人公が心から願っているのは、ただそれだけです。

いちばん近くにいたい

いろいろな「君」の顔

笑ってる君が良くて
なんなら泣いてる君も見たくて
誰より些細な君に気付いて居たいと思ったんだ

出典: シーズンワン/作詞:兼丸 作曲:兼丸