あれからの話だけど/SHE IS SUMMERのMVはBABY-GとMaybe! とのコラボ！歌詞も

空色のシーンもCOLOR HOTELの屋内シーンから始まりますが、着用している空色のBABY-Gは、「BGA-240L-2A2JF」です。

また、ここでも空色のカレーを食べています。

ちなみに、MICOがライブのMCで話した情報によると、これら色のついたカレーの味は、普通のカレー味ですが冷めていてあまりおいしくなかったとのことです。

スタジオの屋上のシーンでは空色の風船を持って回るように踊る青いドレス姿のMICOの表情も、新宿の高層ビルの間から見える白い雲と青空のコントラストも、どこか開放的に見えます。

そして、絵本の次のページは黄色の世界です。

黄色いドレスを着たMICOは再び白いBABY-Gの「BGD-560CU-7JF」です。

このシーンは、駿河台のアテネ・フランセから中央線の線路沿いに降りてきた路上で撮影されましたが、天候は雨、時刻は朝の5時頃とのことです。

YouTubeのサムネイルでおなじみのシーンですね。

交差点で傘を持って飛び跳ねたり、走りだしたりと、今まで以上に動きも激しく開放的になってくるのですが、最後に一つだけ持っていた風船が空に放たれます。

そして、再びのバスタブのシーンとなりますが、本が閉じられてエンディングとなります。

ひろせひろせがこの楽曲を名刺代わりに持ち込んだ段階で、MICOの頭の中で「たとえばの話だけど」というフレーズが浮かんだそうです。

実際には「あれからの話だけど」となり、このフレーズは使われていませんが、メロディを聴いてすぐに、タイトルにもなるフレーズの原型が出来がったというのは直感としてもすごいことですね。

歌詞の中では「あれからの話だけど」という言葉が繰り返されるものの、いつからの話なのかということについては全く言及されていません。

しかし、歌詞の内容は別れた後の元恋人との話ですし、MVの冒頭のシーンでは小さな音で「とびきりのおしゃれして別れ話を」が鳴っています。

もしかしたら、「あれから」とは「とびきりのおしゃれして別れ話を」以降の話という意味かもしれませんね。

かつて恋人でもあった「私」と「君」は、「無言のドライブ」を含めて「あれから」何度か会っています。

しかし、このことを「だらしない」と表現しています。

別れた後に何度も会うというのは、未練がましい感じもしますが、それを断ち切る言葉として「これ以上物語は増やせない」そして「恋とは結末がすべてなの」と言っています。

ここでは、別れからの時間経過における、女性の「私」の心の強さをとても感じます。

しかし、そんな一筋縄にはいきません。

この楽曲の歌詞では、肯定の表現をした後ですぐに否定の表現をするなど、振れ幅の大きな迷いのようなものが見える部分がいくつかあります。

「結局君のことその辺の男の子だって思えない」と「なんて、ぐずぐずしてられない」という部分は、音楽としては2つの楽節にまたがっています。

順番に聴くと別れを後悔しているように聴こえますが、すぐ否定するんですよね。

そして、前を向いて「恋とは結末がすべてよ、ね？」と言いますが、何故か疑問形です。

こうなると、これは強がりを言っているだけで、案外本心では別れたくなかったのかなとも思えてきます。

間奏を挟んだ1節目にも、1行目と2行目で反対のことを言うフレーズが出てきます。