最後のサビでも、これまでと同じように前向きであり続けようとする心の動きが見えます。

現実を忘れて、彼女との明るい未来の夢を見続ける。

前向きな気持ちを保ったまま、主人公はずっと幸せな気分を抱いたまま生きていられます。

確かにそんな安息に満ちた世界は幸福なものなのかもしれません。

ですが、そのままでは抱えた恋心は一向に彼女には伝わらないのです。

恋が進展しないまま、時間だけが過ぎてしまいます。

思いが叶わなくてもいい。主人公はそう言いますが、それは本心ではありません

本当は彼女と親しくなりたい。恋人になりたいと思っているはずです。

うまくいかない現実。

それから目を背けるあまり、主人公は大切な気持ちを見失いそうになっているのです。

このまま現実から目を背けるだけでは状況は悪化していく一方。主人公は幸せから遠ざかるばかりです。

そんな彼の状態を表しているのが、この歌のタイトルなのでしょう。

現実を無視してただひたすらに楽しい空想の世界に溺れてしまう。それゆえに「ロマンティック病」なのです。

主人公の心

不安な気持ち

恋と愛の違い。そんな言葉が歌詞に出てきました。

歌を通して、主人公は恋が成就しなくても構わない。ということを言っています。

彼女に会えるならそれだけでいい、そう思う心は「愛」にあたるのでしょう。

思いを伝える勇気がでない現状を「愛」という言葉に置き換えて自分を安心させたい

そんな心理が読みとれます。

歌の中で主人公は病的なまでに前向きであろうとしていました。その症状は彼の抱える不安の裏返しです。

主人公の抱える不安な心。この歌の前提となる感情です。

思うようにいかない、できない自分への不満や苛立ち、進展しない関係への焦り。

そういった感情は心を苦しめます。

それから逃れるために、嫌な感情全てに蓋をする。

そうして無理矢理前向きになって、今の自分を素晴らしいと肯定するのです。

それによって主人公は自分の心を守ろうとしたのでしょう。

前に進むために

恋に不安は付き物です。その不安や焦りが、恋を彩るスパイスになります。

楽しさだけを享受していては先に進むことはできません

このままではいけない。

主人公がそれに気付けたなら、この恋の病から抜け出すことができるでしょう。

そうしてやっと、この恋は次の段階へと進めるのではないでしょうか。

HKT48の楽曲

HKT48【ロマンティック病】歌詞の意味を解釈!片想いでもポジティブな理由は?ぎこちない想いに迫るの画像

「ロマンティック病」は明るい曲調の裏で、恋の病を拗らせてしまった主人公を描いていたのですね。

彼の恋が前に進むことを願いたいものです。

HKT48は他にも様々な恋の歌を可愛らしく歌い上げています。

OTOKAKEではそんな彼女たちの楽曲を他にも紹介しているのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

「僕の想いがいつか虹になるまで」は元気いっぱいの姿を描いた名曲です。今回はこの曲に関するさまざまな情報をチェックしていきますので是非ご覧ください!

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この人は何か違う!そう世間に思わせてきたさっしーこと指原莉乃さんがついに卒業!HKT48「いつだってそばにいる」には、明るい別れをしたいと願う主人公が登場します。隠された心情が切ない「いつだってそばにいる」の歌詞の意味を徹底解説します。

 こちらはグループを牽引してきた指原莉乃の卒業ソング「いつだってそばにいる」を解説しています。

明るい気持ちになれる爽やかな別れの歌詞にご注目ください。

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