夏ソングにぴったり!歌詞を読み解く♪

ここからは「ジャングルフィーバー」の夏らしいホットな歌詞を紐解いていきます。

韻や単語にこだわった歌詞をぜひじっくり読んでみてください♪

「ジャングルフィーバー」にはアソビがいっぱい!

淡い期待にドキドキ シーチョウ チリバツ オキドキ
都会の密林かき分け まだ見ぬ姫君抱き上げ
走り去るシナリオ YOUがピーチ、MEはマリオ
マンマミーア(マンマミーア) あなたにフィーバー

何かいつもより敏感
きっと素敵な日になる
解き放ったら フリーダム

出典: ジャングルフィーバー/作詞:RYO-Z・ILMARI・PES・SU 作曲:DJ FUMIYA

歌詞は冒頭からRIP SLYMEの真骨頂と言った感じの、明るく楽しい感じがでてます。

“シーチョウ”・“チリバツ”・“オキドキ”なんてどこまで浮かれているんですか!?と笑いがこぼれそう。

ちなみにシーチョウは、明るいこととか、ちょっとチャラついた浮かれた感じを表す言葉です。

チリバツはそのまま“バッチリ”を、“オキドキ”はOKのくだけた言いまわしですね。

そしてこの“オキドキ”にかけているのか、その後にはあの世界的キャラクターである“マリオ”が登場しています。

彼はゲームの中で“マンマミーア!”と叫んだり、“オキドキ”なんて言ったりするんです。

こうした一見つながりがないような言葉を散りばめつつ、世界観としては1つにまとめているのはさすがですね!

つぅかこうアチィと参っちまう
高気圧ガールなら 恥じらいでる
場合じゃないゼ 街が
いよいよどうかなっちまう前に
ガードほどいて上手に
火照ったまんまの君は要するに
boom bang good! ha ha
ダイナマイトなBODY

そこにいるの? すぐそばにいるの?
もっと熱は上がるの?
どこにいるの? どこかにいるの?
躯が熱くなるの。

出典: ジャングルフィーバー/作詞:RYO-Z・ILMARI・PES・SU 作曲:DJ FUMIYA

最近は世界的にも猛暑な夏が当たり前になっていますが、本当にあの暑さの中にいると心身ともに溶けてしまいそうになります。

でもそんな熱した状態だからこそ、常識を溶かしてかっ飛んでしまいたいこともあるかもしれません。

全てを“猛暑”のせいにして。

フィーバー! ジャングルフィーバー!!
街は熱気で満ちている
溶けてしまう前にあなたを探し出す
フィーバー! ジャングルフィーバー!!
世界が熱を帯びている
魔法が解ける前に僕らは出会うはず

出典: ジャングルフィーバー/作詞:RYO-Z・ILMARI・PES・SU 作曲:DJ FUMIYA

夏は心も体も開放的になるので、昔から“ひと夏の恋”なんて言葉もありますね。

この“思考回路をマヒさせる熱”は、ある意味一種の魔法なのかもしれません。

夏が終わりかけて、空気がヒンヤリしてくると、思考も冷静になったり……。

そんな“夏の魔法”が解ける前にひと夏の恋を楽しめる相手に出逢うのも、また一興かも!?

甘い声で言う
君はどこまでもイクと言う
一緒に僕を連れてくと言う
白濁の蜜 It’s good for you (for me)
かきみだされてく 艶美なスマイル
たじろぐほど 絶品なスタイル
だめだめと思いながらも
抗えないから ほどけてく

次の一手はどうでる?
目と目が合えばとろける
はにかんだ頬を染める

出典: ジャングルフィーバー/作詞:RYO-Z・ILMARI・PES・SU 作曲:DJ FUMIYA

上でご紹介した歌詞は深く追求すればするほどちょっとセクシーな道に足を踏み入れそうですね……。

ただ、夏の恋なんて、盛り上がるならどこまでも盛り上がった方が実はあと腐れなくてよいのかもしれません!

夏に最高潮まで盛り上がれば、秋に我に返っても楽しかった思い出!と割り切ってしまえそう。

迷い込んだジャングル 行き交う男女 たどり着いたダンスホール
今からここでチャンスをくれたら何でもするよ
one more キツくて甘い ショット乾杯 恋の花でも咲けば幸い
絡み合う時は止まんない 2人は良い塩梅

そこにいるの? すぐそばにいるの?
どうして熱は上がるの?
どこにいるの? どこかにいるの?
吐息で熱くなるの。

まるでそれはフィーバー 君に夢中
心が躍っている

出典: ジャングルフィーバー/作詞:RYO-Z・ILMARI・PES・SU 作曲:DJ FUMIYA

この楽曲にはタイトルに“ジャングル”という単語が入っていますよね。

ジャングルって基本的に冒険するところであり、何が出てくるかわからないところであり、さらに頑張っても迷ってしまうことがある場所でもあります。

この楽曲で描かれている夏の恋も、冒険と驚きと抗えない迷いを含んでいるのでしょうね。

そして、その冒険の中で、これまでに出逢ったことがない“宝もの”を見つければ、吊り橋効果できっとすぐに夢中になってしまいそう!

開放感 slash & burn
体感温度 上昇のサウンド
back to back 繋いだらカット
感度ナイス&ナイス感度
積極的なタッチ 悩殺覚悟
一発でノックアウト
熱帯低気圧的に発達
最もホットな赤道直下

出典: ジャングルフィーバー/作詞:RYO-Z・ILMARI・PES・SU 作曲:DJ FUMIYA

体温が(適度なところまで)上がるというのは、人間(に限らず動物の)活動を活発にします。

そしてその温度がいつもよりちょっぴり上がれば、思考回路がちょっとボーっとしていつもより積極的になったりするのかもしれません……。

2人の間で発達した熱帯低気圧は、その後どんな状態になっていくのでしょうか!?

ここで筆者が面白いなと思ったのは、熱帯低気圧は台風になって結構大きな暴風をともなって結局消滅していくということ。

これが夏の恋のあわただしさや激しさを巧く表しているなぁと思ったのでした。

フィーバー! ジャングルフィーバー!!
街は愛で溢れている
時計が止まる程にあなたと見つめ合う
フィーバー! ジャングルフィーバー!!
世界が恋に落ちている
呼吸が詰まる程に僕らは一つになる

出典: ジャングルフィーバー/作詞:RYO-Z・ILMARI・PES・SU 作曲:DJ FUMIYA

今回の曲はMVもジャングルが登場していましたが、私たちの周りに本当のジャングルはありませんよね。

そこで最後に“街”が登場しました。

そう、ここで表現されていたジャングルは、きっと立ち並ぶビルと熱せられた街のことを指していたんでしょうね。

燦燦とした太陽に熱せられたビルのジャングルで、きっとこの夏もたくさんの恋が生まれていくのかもしれませんね!

おわりに

日本語HIP HOPの先駆者的グループとして、音楽業界を牽引してきたRIP SLYME

最近はシングルアルバムのリリースペースこそ落ち着いていますが、まだまだ彼らの創作意欲とセンスはピカイチ

これからも新しいRIP SLYMEの色をどんどん世の中に発信していってほしいですね♪

【ジャングルフィーバー/RIP SLYME】あの女性が楽曲に参加?!歌詞の意味を徹底考察♪の画像