「One」とは?
3枚目のシングル
「One」は、2001年10月11日にリリースされた3枚目のシングルです。
オリコン週間チャートでは、4位を獲得しています。
またゴールドディスクではプラチナとなり、RIP SLYME初期を代表する曲となっています。
他にもシングルには「Today」と「Re-fresh」が収録されています。
この「One」でRIP SLYMEというグループの存在を知った人も多いはずです。
収録アルバム
「One」が収録されているアルバム情報をご紹介します。
そのアルバムが、2002年7月24日にリリースされた2枚目のオリジナルアルバム「TOKYO CLASSIC」です。
オリコン週間チャートでは、2週連続の1位を獲得しています。
累計売上枚数があと少しでミリオンとなるところでしたが、100万枚には届きませんでした。
しかし日本レコード協会からは、ミリオン認定をもらっています。
これは当時、日本の音楽業界に大きな影響を与えたということで認定されたのでしょう。
アルバムは、全14曲から構成されており「One」は、11曲目に収録されています。
他にもヒット曲となった「楽園ベイベー」や「FUNKASTIC」などが収録されています。
筆者的にもこのアルバムは、オススメ曲が多いアルバムです。
この機会にぜひチェックしてみて下さいね!
歌詞を徹底解釈
それでは歌詞のご紹介をしていきます。
この曲は、恋人と別れたことを後悔しながらも次のステップに進むために葛藤している男性の想いを綴った歌詞です。
ラップ部分が多い曲なので、韻踏みなどで意味がわかりずらいところもありますので、筆者なりに解釈をしていきたいと思います。
空想の世界
建ち並ぶビルはチグハグ 時はチクタク たまにReal love
寂しくなくてすむ 君が僕を包む oh yes
だってそうだろ?それは何処にもないもの
出典: One/作詞:RIP SLYME 作曲:RIP SLYME
1番の歌詞になります。
辛い気持ちが押し寄せて来る夜、「僕」は一人「君」を思い浮かべます。
目を閉じて空想の中、雑多な街で「君」との時間を過ごす。
これが幻想か現実かわからなくなる程に、想像を膨らませていれば不思議と寂しくない。
その中の「君」はとても温かくて幸せにしてくれる。
けれど気持ちが上がれば上がるほど現実を思い知るんだ。
実際に現実では叶わないことだから、こんなに嬉しい。
それってとても虚しいだけなんだ・・・。
この世界に一つだけ 君は世界に一人だけ
出典: One/作詞:RIP SLYME 作曲:RIP SLYME
どんなに考えても、やっぱり「僕」の全ては「君」だけだった。
だから空想の世界にも、「僕」と「君」だけ。
代わりなんてどこにもいない。
これからどんな女性に出逢ったとしても、「君」は一番の相手だったんだ・・・。
現実の世界
闘争心と放心が両A面 細かく刻んでゆく経験
たった一つの為に 想いとは逆に向かうはめに
自分のために走れるのなら そのためだけに守れたなら
出典: One/作詞:RIP SLYME 作曲:RIP SLYME
次に進むために前向きになる気持ちと過去を引きづったままの「僕」が葛藤しています。
「君」しか自分にはいない、と思っていても「君」はもう傍にはいない。
じゃあ自分のために何が出来るかを考えてみよう。
「君」との時間を美しい思い出に変えていけるように、自分には何が出来るか。
その答えがきっと「僕」を導いてくれるだろう。
君の世界は一つだけ 君は世界に一人だけ
出典: One/作詞:RIP SLYME 作曲:RIP SLYME