納得いかない
給食も嫌い
私の諸事情
家庭の事情
出典: 堕教師/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
納得がいかないことも、給食が嫌いなことも、私の勝手でしょ?と歌っているように感じます。
こうあるべきという型にハメないで、私の中に勝手に入ってこないで、と拒否をしています。
給食というのも学校の象徴、学校という閉鎖的な空間の中の教師に求められるものへの拒絶です。
すべてが納得するようにはいかない
親・私・生徒・理事長
win-win-win-winならない
退屈に火をつけたくて
win-win-win-win鳴らして
出典: 堕教師/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
”親・私・生徒・理事長”すべてが納得するようにはいきません。
あちらを立てればこちらが立たず、矛盾だらけの現実は退屈そのもの。
そんな退屈に火をつけたい=現実を壊したい、とふざけてみせています。
でも、その思いは本心だと思います。
あらゆるしがらみや既成概念をぶち壊したい、そんなイライラや欲求を感じます。
私の時間を奪わないで
誰にも言えない秘密は
先生にだってあるのよ
ググってでてくることまで
いちいち聞かないでほしい
出典: 堕教師/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
くだらないことで私の時間を奪わないで、とぶっちゃけているようです。
先生だからって何でも知ってるわけじゃない、人並みに秘密だって悩みだってあります。
ググってわかるような程度のことで構わないでほしい、という本心です。
振り回されて自分を見失いそう
想像力足んないパラパラパラパラパラ
パラパラパラパラパッパラパー
今日・教室・境界線・自分の時間睡眠だけ
存在証明DIEw パラパラパラパラパラ
パラパラパラパラパッパラパー
起立きをつけ礼 着席落ち着かない椅子
出典: 堕教師/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
周りや世間体に振る舞わされて自分を見失いそうになっています。
”自分の時間睡眠だけ”というフレーズが象徴的です。
言い換えれば、それ以外の時間は他人軸で動かされているということです。
自分軸で動けるのは寝る時だけ、これを実感する人も多いのではないでしょうか。
”落ち着かない椅子”というもの特徴的な表現です。
椅子というのは、座って落ち着くものでもありますし、社会的なポジションの比喩でもあります。
つまり、自分の居場所じゃないという違和感を表しています。
自分に正直に
これが最後のホームルームです
みなさん、せめて
酷いことするとき酷い顔できる大人になってくださいね
出典: 堕教師/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
この楽曲で一番伝えたいフレーズが登場します。
”酷いことするとき〜”というのは、自分に正直であってください、という意味だと思います。
自分を殺して世間の固定観念や同調圧力に慣れ親しんだりしないでね、というメッセージ。
つまり、酷いことする時はちゃんとそういう覚悟を持って、ということです。
何も知らないような顔を取り繕って酷いことするな、という裏返しです。
心にもないことを平気で言うような人にはなってほしくない。
そういうことの一つ一つが、見えないしがらみとなって誰かを苦しめることになるからです。