これがキングヌーだ!
King Gnu(キングヌー)は2019年にバズったバンドとして伝説になっていることでしょう。
その第一報が入ったのは2019年1月7日のことでした。キングヌーがドラマ主題歌初担当!
タイトルは「白日」!しかも坂口健太郎さん主演のドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」です。
これでキングヌーが白日のもとにさらされることは確実!
ボーカル&ギターの常田大希さんが「2019年はギアを上げる!」とつぶやいていました。
このことだったのでしょう。さらに2019年1月16日のメジャーデビューアルバム発売も!
「Sympa」ティザー映像
キングヌー名義ではインディーズアルバム「Tokyo Rendez-Vous」に続く2枚目「Sympa」。
全13曲のうち3曲目が「Flash!!!」です。「Sympa」のティザー映像もかっこよすぎます。
「Flash!!!」は2018年7月に配信リリース。これぞキングヌー!というキラーチューンです。
「Prayer X」MV
「Flash!!!」直後の2018年9月に発売された1枚目のシングル「Prayer X」とのギャップ!
本当に同じバンド?というくらい音楽性の幅が広いことがわかります。まさに奇才集団ですね。
今回はデビューアルバム「Sympa」の収録曲でもある「Flash!!!」について解説していきましょう。
フラッシュにご注意!
キングヌーはツインボーカル、4ピースのミクスチャーロックバンド。全員楽器を演奏します。
全作詞作曲の常田大希さん率いるのが「PERIMETRON」(ペリメトロン)なるクリエイティブレーベル。
通称ペリメトさんはキングヌーのMVも作っていますが、奇才集団すぎてトンガリまくりです。
とくに「Flash!!!」の通常版MVは地上波オンエア無理?……というくらいの仕上がりっぷり。
タイトルにもなっているように激しくフラッシュ(点滅)しているところが悩ましいワケです。
その点ご注意のうえご覧ください。
「Flash!!!」MV
はい、かっこいいですね。これがキングヌーです。
演奏シーンとアニメが混ざり合う構成。「レディース&~」の掛け声から一気に引き込まれます。
集団のラストに位置する青い顔の人の目の中に入り込むと、キングヌーが演奏しているわけです。
ギターは常田大希さん、キーボードは井口理さん、ベースは新井和輝さん、ドラムは勢喜遊さん。
さらに冒頭からのメインボーカルは常田大希さん、フラッシュコーラスとサビが井口理さんです。
井口理(さとる)さんは七色の声を操る!と称されますが、実際の声色は30通り以上あるとか。
アニメでは、どんなに叩かれてもスケートボードで下り坂を駆け抜け、宇宙へ飛び出します。
その結果、青い顔の人が集団の先頭を走る!という結末。これはヌーの大暴走を表しています。
ヌー集団の先頭、キングヌー!
輝きまくりの「Flash!!!」の歌詞も見ていきましょう。
全ては冗談!
駆け抜けよう!
It's Flash!!!
全ては冗談だって
ホンモンかニセモンかなんて
くだらねえぜ真実なんて
ただ下り坂を猛スピードで
駆け抜けるんだ
振り払えんだ、思いのままに
ブレーキは折れちまってんだ
It's Flash!!!
出典: Flash!!!/作詞:Daiki Tsuneta 作曲:Daiki Tsuneta
キングヌーはおもしろすぎる音楽を、わかりやすいJ-POPにして魅せるところがスゴイです。
サウンドはもちろん歌詞についても同じこと。わかりやすい言葉でズバッと核心を突いています
フラッシュとは命そのもの。光り輝く存在ですが、いつかは消える様子を表しているのでしょう。
タイトルにもなっている一言で、哲学的というか、悟りきった境地まで連れていかれます。
そして、キングヌーが魅せる世界は「全て冗談」である!……名刺代わりの曲冒頭での宣言です。
たとえばキングヌーの音楽とか、人として本物か偽物かなんて議論はどうでもいい……と。
キングヌーの音楽は芸術的ですが、基本は遊び!そして創作です。まとめると冗談になります。
勢いを落とすことなく駆け抜けますよ!皆さんもご一緒に!というわけです。駆け抜けましょう。