YMMの意味って？
「YMM」は、“横浜みなとみらい”を略したということで、メンバーたちがよく遊びに行っていたスポットなのだそうです。思い出の地を懐かしむ、彼らの地元愛が伝わって来るネーミングです。
アルバム「THE BAY」には、他にも「GAGA」や「S.G.S」といったタイトルの曲が含まれています。 リスナーとしては、その意味が気になるところですが、そんなタイトルの付け方にも、おしゃれな音楽観と遊び心を感じますね。
まずはPVをチェック！
YONCEの歌声の魅力
とにかく観てみてください。オシャレでクールなテイストを極めた、ハイセンスなPVを！
ヴォーカルのYONCEの歌声は、ちょっとこもった様な、それでいて透明感を感じさせる、彼独特のハスキーヴォイスです。高音域で聴かせるファルセットもたまらないですね。
そんな彼の魅力が余すことなく込められた「YMM」は、Blackテイストでありながら、どこか軽くて心地良い気だるさを、リスナーの耳に届けてくれます。
ベースがイカしてる！
この曲を聴いた人なら、誰もがベースラインにグっと来るでしょう。力強く弾かれる低音に、イントロから思わず聞き入ってしまいます。また、そんなベースと一緒に聞こえて来るギターアレンジが、60年～70年代のソウルミュージックを彷彿とさせ、当時の音楽を知る人たちなら、ダンスナンバーとして脚光を浴びた作品が心に蘇るのではないでしょうか。
幅広い世代の心に響く
彼らの生み出す曲はどれも、洋楽っぽさを強く感じるスタイルとなっていますが、「YMM」も、そんな仕上がりになっています。「YMM」を聴いた時の、心にずんずん響くグルーブ感は半端ではありません。
YONCEのヴォーカリストとしてのクオリティやセンスが光るこの1曲。25歳の若さで、オシャレにそつなく歌いこなす彼の魅力に、どっぷりハマってしまいそうです。
これはもう、若者だけに限らず、BlackMusicが好きなアラフォーやアラフィフ世代の心にも大いに響くと言えるでしょう。
YMMの歌詞に対する反響は？
「YMM」を聴いた若者たちは、この曲の歌詞にどんな印象を持っているのでしょう。
英語のフレーズが「カッコ良い」
Suchmosの曲が若者からカッコ良いと言われる理由のひとつが、英語のフレーズを上手く取り入れているところ。なんと言っても音楽は感性がすべて！歌詞の一部を英語にすることで、聴く人の心に強く響くなら、曲の演出として大成功でしょう。
意味なんかわからなくても、英語の歌詞を自然とオシャレに感じてしまうのが日本人の性とも言えます。サザンオールスターズの曲などが良い例で、桑田佳祐の独特な英語の発音が、とてもイケてますよね。
そう、実際の正しい発音と比べてどうなのかは、聴く人にはあまり重要ではありません。YONCEの場合も、英語の歌詞を慣れた口調で器用に歌いこなす、そこが最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
