しかし、相手の男性が主人公のことを好きだから親しくしてくれているのかは不明です。

主人公に対して恋愛感情はなくて、ただ単に根が優しいだけなのかもしれません。

相手の男性がどのような意図で自分に親しくしてくれているのか読めない主人公。

だから「私に気がないのなら優しくしないで」といっているのでしょう。

ただ単に根が優しいだけなら、期待するだけ損ですからね。

今までずっと受け身だった主人公。

自分から相手の男性に対して何かアクションを起こすことがあまりなかったのでしょう。

しかし、相手の男性の態度が読めなくて、主人公の気持ちはモヤモヤするばかり。

そして、とうとう我慢の限界がきたのでしょう。

相手の男性が自分のことをどう思っているのかはっきりさせたい。

そんな心の叫びがこの部分で描かれているように感じられます。

告白することを決意する主人公

(※)さよならの代わりに大好きを言うよ
もうウソつかないよ もう誤魔化したくない
everyday every timeこんなに君を想っていること
今日こそ言います 大好きだよ

出典: 今日、告白します。/作詞:erica 作曲:nao

この主人公は「この恋は成就しないだろう」と半ば諦めかけています。

でも、だからといって相手の男性とさよならをするのは嫌な主人公。

そこで出てきたのが「大好きを言うよ」という言葉です。

どうせ見込みのない恋なら当たって砕けろ!という気持ちなのでしょう。

確かに、告白しないで後で後悔するよりも、当たって砕けた方がすっきり諦められますしね。

それにこの主人公は自分に噓をつくのが嫌なようですね。

正直に自分の気持ちを伝えて、真っ正面から相手の男性と向き合いたいのでしょう。

そして、主人公は相手の男性に告白をすると決意をします。

2番~ラストの歌詞

相手の男性と会話する機会を掴んだけど…

何から話せばいい? 怖くて心が壊れそう
いつもと変わらない声で
楽しそうに話す君が嫌いだよ ねぇ気づいて

出典: 今日、告白します。/作詞:erica 作曲:nao

2番の冒頭では、主人公と相手の男性が会話をしているシーンを描いています。

大好きな男性と会話ができて嬉しいけど、緊張している主人公。

相手の男性に告白をすると決めてから「告白しなきゃ」というプレッシャーがあるのでしょうか。

そんな主人公に対し、相手の男性は何事もなく普通に話しかけてきます。

男性があまりにも普通に話しかけてくるから、告白のタイミングを掴めない主人公。

相手の男性は、主人公の気持ちに気づく様子など一切ありません。

またそこでモヤモヤとした感情を主人公は抱えてしまうのです。

自分の思い通りにいかない相手の男性に対して「嫌いだよ」「気づいて」といった愚痴も出ます。

なんだか「初恋あるある」なエピソードですね!

似たような経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

自分が相手の男性にとっての「一番」になりたい

困らせたくないって思うほど言えなくて
ずっと言えずにしまいこんでいた
そばにいれるのならそれでいいなんてウソ
一番がいいよ

出典: 今日、告白します。/作詞:erica 作曲:nao

相手の男性には「あの子」がいるので、きっと告白なんかしたら困惑させてしまう。

主人公はそのように考えていたようですね。

そんな考えをずっと持っていたからこそ、今まで受け身でいたのでしょう。

しかし、自分の気持ちを押し殺すことができなかった主人公。

相手の男性に「あの子」がいると分かっていても付き合いたいと願ったのです。

相手の男性が「あの子」と仲良くするのを遠くから見つめているだけなのは嫌。

本当は自分が、相手の男性にとっての「一番」になりたい。

そう思ったからこそ、思いきって告白すると決めたのです。

自分の気持ちをとても正直に説明していることが伝わってきますね。

気持ちの大きさなら「あの子」にも負けない!

嫌いになるなんて出来るわけないよ
何もいらないから私だけを見つめて
everyday every time誰より君を想っていること
素直に言いたい大好きだよ

出典: 今日、告白します。/作詞:erica 作曲:nao

「楽しそうに話す君が嫌いだよ」という歌詞が先ほど出てきました。

しかし、ここでは「嫌いになるなんて出来るわけないよ」といっているのが面白いですね。

なんだかんだいっても、結局相手の男性のことが好きでたまらないのです。

相手の男性に対する好きな気持ちはとても大きくなっています。

きっと気持ちの大きさだったら「あの子」にも負けないと思っているのでしょう。

だから、その精一杯の気持ちを伝えたらもしかしたら付き合えるかも。

ダメもとではありますが、心のどこかでそんな風に思っているように感じられます。

次のステップに進みたいから告白をする

怯えていた昨日よりも私らしく歩いていきたい
例え叶わなくてもいい
今言わなきゃ伝えなくちゃ進みたいから

出典: 今日、告白します。/作詞:erica 作曲:nao

今まで色々なことを不安に感じてしまって、告白に踏み切れなかった主人公。

しかし、自分の気持ちに向き合った今。

主人公が恐れるものは何もありません。

ダメもとで告白するので、例え振られても怖くはないのです。

それに、告白して相手の男性の思いを聞かないと、主人公は先のステップへと踏み出せません。

いつまでもダラダラと叶うかどうか分からない恋心を抱き続けたくないから告白をするのです。

なんだかとても潔くてカッコイイ決断ですね。

振られても後悔はしない