【$10/SMAP】実はカバー曲!?きっかけは森だった!歌詞に込められた意味を解き明かす♪動画ありの画像

この曲は先ほども書いたようにセクシーな内容になっています。

ここでそのセクシーな歌詞についてチェックしていきましょう。

音の響きを重視した歌詞ですので、意味として取りにくい部分もあります。

そこは筆者独自の解釈となりますのでご了承ください。

愛さえあれば何も要らない

Oh! lady!
A-1 dollar B-2 dollars 淫ら No, on on.....
愛さえあれば何も要らないなんて 全部ウソさ C-10 dollars

出典: $10/作詞:林田健司・森浩美 作曲:林田健司

林田さんの原曲とは異なり、SMAPバージョンはサビから始まります。

このサビ部分だけでも、いろんなことを想像してしまいます。

まずこの歌に出てくる「dollar」は「ドル」のことです。

「ドル」には種類が複数ありますが、ここでは一般的なアメリカドルをイメージしていいと思います。

しかし、そこまで金額として具体的なものではないと思います。

ダラー」という言葉の響きから使っていて、意味としては「お金」を表していると考えます。

想像をかきたてるワード

サビ部分の分析を続けていきましょう。

ここで使われているアルファベット「A」「B」「C」についてです。

最近はあまり使われないかもしれませんが、1980年代にはある意味で使われていました

「A」はキスを表し、「B」は体に触れあう関係を表していました。

さらに「C」というと肉体関係を結ぶことを意味しました。

この曲が歌われた1993年には、まだ「ABC」と聞くと多くの人がそのように連想したでしょう。

またそれぞれのアルファベットに、「1 dollar」「2 dollars」とつながっています。

さらにその次には「淫ら」という言葉が結び付けられています。

このことからもますます「ABC」をセクシーな意味で連想しても不思議ではありません。

「淫ら」は「ミダラ」と読みますが、これは「3 dollar」の3を「ミ」とした音を利用しています。

しかし「C」は3ドルではなく、最終的に「10 dollars」とつながっています。

1ドルはこの曲が作られた1990年ごろでは高くても150円ほどでした。

つまり10ドルは高く見積もっても1500円ほどにしかなりません。

そういう意味ではそれほど高い金額とは言えないでしょう。

ここではBの2ドルから一気にCで10ドルに跳ね上がる感じを表現しているのかもしれません。

そして「愛さえあれば何も要らない」のではなく、お金が必要だということを言いたいのでしょう。

愛はお金がかかる

君が僕を愛し始めたのは
ステキな偶然さ
I want you, lady 重なる Drink and Eat これ以上は Bang!

どうして愛はお金がかかるんだろう?
抱きあうだけじゃダメ
I want you, lady その気にさせるんだ
いっそう Cuteに もっともっとSexyに
誘う君 困る僕 それでも I love you, day by day.

出典: $10/作詞:林田健司・森浩美 作曲:林田健司

愛し始めたのが「ステキな偶然」とはどういうことでしょうか。

たとえば高校時代からの純愛などとは少し違うように思います。

おそらく街などで、たまたま出会っただけなのかもしれません。

そしてデートを重ねていく中で、食べたり飲んだりすることにお金を使ってしまうのでしょう。

それに対して「抱きあうだけ」じゃどうしてダメなのだろうと疑問を持ちます。

それでもやはり、その気にさせて、毎日愛し合うためにはお金が必要だと考えます。

しかし「これ以上はBang!」とあるように、かなり無理をしていることも分かります。

無理をしてお金をかけても何とかしたいという思いが伝わります。

破産しそう

Oh! lady!
A-1 dollar B-2 dollars 淫ら No, on on.....
僕のふところには僅かなMoney 破産しそうな C-10 dollars

出典: $10/作詞:林田健司・森浩美 作曲:林田健司

2度目のサビ部分ではかなり直接的な内容になります。

もうお金がなくなり、破産しそうだとまで訴えます。

仕事をハードに

バラひとつじゃ 君を飾れないだろう
贅沢に慣れてさ
I want you, lady 重なる Date and Date いつしか Woo...Pressure!

君はどこか遊びに行きたいんだろう?
そうさ毎日でも
I want you, lady 僕は悲しいくらい
いっそう仕事を もっともっとHardに
だけど君 逃げてゆく 気がする Escape from my love!

出典: $10/作詞:林田健司・森浩美 作曲:林田健司

2番では歌詞に出てくる女性が贅沢に慣れていることが分かります。

ここでこの歌を聴くときに頭に入れておきたい時代背景があります。

それは「バブル景気」です。

バブル景気は、1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51か月間に、日本で起こった資産価格の上昇と好景気、およびそれに付随して起こった社会現象とされる。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/バブル景気